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大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

  Piz Bernina(4049m)スイス(その7)

7月10日

朝食5時、出発6時。
昨夕の夕食時から強風と雪。
今朝は止んでいる。

昨夜泊まった客は総勢25名。
ベルニナに向かうは我々のみ。

残り全員クラスタアギュッツァやベラヴィスタ方面に向かう。

昨夜の雪でトレースも消えているかと思ったが、
何とか残っているのでうれしい。

ガスがかかって視程は5mほど。
時々方向を確認しながら、只々トレースを頼りに登って行く。

やがて岩稜らしき尾根下に到着。
ふっと横を大きなハスキー犬が我々を軽やかに追い越して行く。

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小屋の道案内犬

小屋の犬である。その早いこと、はやいこと。
良くこんなところまで一人(匹)で来たものだ.

我々を追い越してからはゆっくり登って行く。
我々との間が開くと、引き返してくる。

まるでわれわれをガイドしてくれているようだ。

左に右にと折れながら登り、
やがて岩稜帯へ到着。

ここでハスキー犬は役目を終えて下って行った。
ありがとう!

最初の岩稜帯の右側に岩稜帯に沿ってトレースがある。
見たところ傾斜もあり厳しそう。

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ロープを出して雪壁トラバースを試みる   Photo by Po・K2

ロープを出して行ってみるが、
雪がいつ崩れてもおかしくない状態である。

とてもルートとは思えないので引き返す。
で、この岩場の中央を登ってみることにする。

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雪壁を諦め岩場にトライ。     Photo by Po・K2

トライしてみるとそんなに難しくなくビレー点もそれなりに出てくる。

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最初の岩場にて

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2つ目の岩場    Photo by Po・K2

おなじような岩場を2つほど登って、
簡単な岩稜帯を超えると、雪のナイフリッジが出てきて、ピークへと続く。

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ピークへと続く

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ピーク手前にて(その1)

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ピーク手前(その2)    Photo by Po・K2
ピークは雪に覆われている。
残念ながら、周りはガスっていて山頂からの眺望は望むべくもない。

少し休憩をして下山にかかる。
岩場はすべてアンザイレンして下りる。

雪面は相当緩んできている。

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稜を離れて最初の雪稜を懸垂下降をする    Photo by Po・K2

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マルコエローザ小屋

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小屋前

12時過ぎにマルコ・エ・ローザ小屋に到着。
少し休憩して再び下山開始にかかる。

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再び下山開始

ベラヴィスタまでのトラバースの長いこと、遠いこと。

途中ではほんの少し前に起きたと思われる雪崩れ後・デブリに遭遇。
デブリを越えている間にも後ろで小規模な雪崩が発生している。

気温の上昇とともにますますやばくなってきている。

気は急げども、足はそのようには動いてくれない。
何とか長いトラバースも終え、
左折して尾根の下降に入り一安心。

途中の岩稜もロープを出して懸垂を交えての下降。

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2番手の懸垂下降準備    Photo by Po・K2

その後再び尾根側をトラバース気味に下降して、
やがて氷河に入る。

1本のトレースを頼りに対岸へと進む。
氷河の3/4くらい来た辺りで、完全な氷状の地帯に入ってしまった。

トレースも無くなり、右往左往して行く手を探すも、はっきりしない。
相当時間を食ってしまった。

進む方向を決めて、対岸に到着できたが、
ここから展望台へのトレイルが見つからない。

仕方がないので登れそうなところを探しさがして、
登って行くことに決める。

日は暮れてくるは、足は思うに任せずに重い。

上の小屋からライトを点滅して合図を送ってくれている。

滞在しているポントレジーナのホテルから心配して
ここディアヴォレツァの展望台ホテルに連絡を入れてくれたそうだ。

疲れ切った身体でやっと展望台ホテルに到着。

無論下りのロープウェーも終了している。
ここで泊まらせてもらうことにする。

遅い時間帯なのに夕食も作ってくれていた。
ありがたいやら嬉しいやら。

心配をかけてしまったことに少々落ち込む。
出してくれた水をたて続けに3杯飲んだら、
一気に元気が回復したのにはびっくり。

食事も終わり部屋に入って残っている水の量を合わせてみたら500㏄も残っていた。
疲れは水分補給の失敗から来ていたのであろうか?

とにかく3人ともすぐに横になる。
良く眠れた。翌朝はすっかり元気になっていた。

ベルニナその8(最終回)に続く


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