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大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

22年ぶりの北鎌尾根
2010.09.17夜~09.20

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独標から見た槍ヶ岳

特に行きたいと思っていなかったのに、
この春先に友人から行こうかと問われて段々と気持ちがそちらに向いてきました。

その友達とは都合がつかず行けなくなってしまった。

不思議なことにこの夏、
会の仲間が計画を立てしかも3パーティー計8名も行くことになった。

22年前は春山で今回は夏山。
全く違った山に行くようなものである。

正直言って夏山はビバークも考えると
水を沢山持って行かなければならないので余り行きたくなかったのである。

今回も尾根部は3リットル持参しました。

前置きが長くなりましたが、
尾根歩きの日は快晴に恵まれました。

登れば登るほどに大きくなってくる槍ヶ岳。
360度の眺望と素晴らしい縦走が出来楽しかったです。

9月18日:
平湯で仮眠後タクシーで上高地に。
岳連の顔馴染みが1パーティー。

彼らは本谷から南岳に行くとか。
毎度のコースを横尾に向う。

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ババ平からの東鎌尾根

ここからは何年ぶりだろうか?槍ヶ岳に向う道を大曲へ。
ここで槍への道と分かれて水俣乗越に向う。

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大曲で一休み

初めての道である。
乗越近づくに従って勾配がきつくなってくる。

乗越からの下りはかなりきつい。
河原に近づいた辺りで上から「ラック!」の声。

思わず腰を捻って上を向いた瞬間に腰右部に強い痛みが走る。
その場で座り込んで痛みが引くまで待つ。

5分くらいで痛みが引いてほっとするも
動作によってはびりっと来るので姿勢をできるだけ真直ぐにして歩く。

これから先がすごく不安である。
15時北鎌沢出合に到着。

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北鎌沢出合での一時

既に多くのテントが張られテンバ探しに時間を食う。
今日は思ったより天気がすぐれずガスがかかたりした。

今日北鎌尾根を歩いている牧師・O島・Hiyoko・Aromaパーティーとは
無線連絡が取れずちょっと心配であるが大丈夫でしょう。

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北鎌沢。炊事の煙が立ち昇っている。

9月19日:
4時過ぎにヘッドランプを点けて出発。
途中での水補給はめんどくさいので初めから担いで行くことにする。

ところがかなり上部まで水が補給できる。
2~3パーティーに追い抜かれる。

全て若者ばかりである。

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北鎌沢上部

途中の休憩でKuriさんがストックを忘れたのに気づき取りに帰ハプニングもあったが、
ゆっくりとコルまで進む。

コル手前でほぼ並行した右の沢が正規ルートではと思いつつ稜線に到着。
後から来た55歳の単独の人が多分コルはもう少し下とか言っていた。

やっぱり左の沢に入り込んだようだが大したことではない。
ここで少し休憩していよいよ北鎌尾根の登りに取り掛かる。

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天狗の腰掛け

天気が良いので眺望も良く気持ちが良い。
天狗の腰掛け手前で休憩。

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独標。左奥に前穂と北尾根が見える

その後はピークを直登したり、巻いたりして独標に。
独標からの槍は直ぐそこに見える。

この後一度踏み跡を辿りすぎ千丈沢へ下りすぎてしまい登り返す。
またロープの張ってあった岩のトラバースではKuriちゃんがストックを落としてしまった。

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トラバース中のKurichan

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トラバースをこれから始めるIcchiy

今度は回収を諦めることにする。
一番神経を使ったのは

やはり踏み跡頼りすぎて行き詰まりルンゼを登る羽目になってしまった。
このルンゼはザレていて手がかり、足がかりが脆く気持ちが悪い。

最後の稜線への乗り越しが特に厳しく必死で乗り越える。
続くIcchiyさん、Kuriさんには安全のために繋ぎ合わせたシュリンゲを垂らして掴んで登ってもらう。

ここはピークを直登してくるべきであった。

槍は直ぐそこに見えるのになかなか取り付きに辿りつけない。
山の大きさが感じられる。

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初めて槍が見える

右には赤い岩肌の硫黄尾根がくっきり見える。
来春登って見たい衝動にかられる。

硫黄をやるためには10年前の体力に戻さなくてはならないだろうな。
「いっちょやったるか」なんて思いつつ歩を進める。

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お隣赤い地肌の硫黄尾根

何度かの休憩でやっと槍の取り付きに到着。
少し左から登り始め、

最終の登りは右側の左傾斜したチムニーを登るのかな?
そこには真新しいスリングが2本輪掛けしてある。

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槍をバックに独標にて

多分それでA0して登ったのであろう。
荷物を担いて登るのはちょっとシンドそう。

念のためロープをだす。そこへ追い越した若者パーティーが到着。
Icchiyさんが遠慮してか先を譲ると言い出す。

ということで彼らに先を譲ったが2番目の彼が荷が重過ぎるのか大苦戦。
そこへ後から来た人が「左から楽に登れますよ」の一声でそちらから登ることにする。

登りながら春に来た時もこちらから登ったような記憶がよみがえってきた。
50mほど登ったらそこは槍の穂先・頂上であった。


ノーマルルートを登ってきている人、ひとでごった返している。
記念写真を撮るのも順番待ちである。

もっと驚いたのは下りるのにも順番待ちなので山頂に30分も滞在してしまいました。
反対に登ってくる人はいつ登れるのかと思うほど長蛇の列で2時間待とか…

肩の小屋泊を予定していたが、
もう一つ下の殺生小屋まで下り乾杯!

明日天気が崩れるなんて想像だにできない素晴らしい天気である。
休息するまでのんびりと酒を酌み交し至福の一時を過ごす。

今登ってきた槍ヶ岳がなんと大きく見えることか。

9月20日:
夜半からしとしとと雨が降り始める。
4時半起床。雨の中を6時出発。

今日はただ下山のみ。
前回ババ平に忘れたというAkkinのジャケットを回収して3時間で横尾に到着。

徳沢では四峰に登って来たKa田パティー5名に会う。
上高地は観光客でごった返していた。

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北鎌尾根にはもうナナカマドが・・・

予約していたタクシーに乗り込み平湯へ。
ここで一風呂浴びて帰路に着く。

連休最後の人あって名神も35km渋滞などあって、帰宅は9時半となる。

1) 久し振りの縦走と加齢で体力の衰えを痛感。
2) 膝手術で右脚が少し短くなったため回転歩きが出来ず、
  平地では一生懸命歩いているつもりでもスピードが出にくくなった。
3) 今年の夏山は富士山、ヨーロッパ、西穂、剣、北鎌と登ったが
  剣を除いて皆快晴に恵まれ本当にラッキーでした。

記録:
18日:上高地5:50~横尾8:30,8:50~大曲11:40~水俣乗越13:00,13:10~
    北鎌沢出合15:00

19日:北鎌沢出合04:10北鎌沢コル6:50,7:00~穂先13:10、13:40~
    殺生小屋15:00

20日:殺生小屋06:05~横尾9:20,9:35~上高地12:05

以上
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