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大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

北ア室堂~太郎平小屋 縦走

期間:1985.07.17夜~08.20
参加者:Tk柳、Gramps
山行形態:テント縦走

7月17日18日:
大阪23:20→室堂8:40、45~一の越9:30、9:50~富山大研究所10:20、30~鬼岳東面11:40~獅子岳12:20~ザラ峠14:20~五色ケ原15:00

急行「きたぐに」にて富山入り。
列車はがら空きでゆったりした気分で富山へ。

そこから富山地鉄に乗り換え。車窓から剣岳を眺めながら立山に。
ケーブル利用で美女平へ。

シーズン前のためここでバス待ちを1時間した後、室堂には8時40分に到着。

これから行く一の越方面はガスっている。
案の定一の越近くになるとガスって何も見えない。風も強い。

2年前のOr部さんたちの山行の二の舞になるのではないかといやな予感がする。
眺望もきかないので予定の雄山取りやめて五色に向かう。
ここからは雨具をつけて歩く。

風と霧の中では景色は殆ど見えず、只ただ歩くのみ。
所々に高山植物の花が咲いており歩くだけの退屈さを紛らわせてくれる。

鬼岳の肩からの雪渓トラバースはピッケルを持っていなかったので恐ろしかった。

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獅子岳にて

鬼岳東面、獅子岳は記念写真を撮っただけで前に進む。
ようやくザラ峠手前でガスが切れてきた。

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ザラ峠にて。後ろは後立山

今日初めて景色が見られた。昨年歩いた針ノ木岳、スバリ岳がはっきり見える。急いで写真に収める。この感激はやはり山に来た者でないと分からないですね。
30分くらいで五色が原ヒュッテに到着。山小屋のご主人たちが愛想良く迎えてくれる。がテント泊と分かると急に無愛想になり、不愉快であった。

テント指定地には大学生パーティーが2張り設営していた。
設営が終わった頃には夕日が周囲の山々を照らし美しい。

18時就寝するも20時頃寒さで目覚め、
その後は風の音と寒さで何度も目覚める。

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五色が原

7月19日:

五色が原4:05~五色が原山荘4:30~鳶岳5:05~越中沢岳6:35、7:00~
スゴの頭7:45~スゴ乗越小屋8:55、9:25~間山10:425、10:30~北薬師岳12:00、12:10~薬師岳13:20、35~太郎平キャンプサイト17:00
(薬師~キャンプサイト:遊び1時間、ロスタイム1時間を含む)


2時過ぎ起床。朝食を摂って4時過ぎに出発。
昨夕の天候状態から今日は晴れるだろうと思いきや、起きてみたら星一つ見えない。

曇天の下雪渓を横切り山荘前に出て、
ここより緩やかな斜面を30分ほど登ると鳶岳に。

ガイドブックによるとここからの五色の眺望は素晴らしいそうであるが残念ながら何も見えない。
また向かう正面には薬師の勇姿が見えると書いてあるが見るべくもない。

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越中沢岳を望む

それでも鳶岳を越え、
下り始めたらガスも切れ始め天気も良い方向に向かい始めてきたようだ。

越中沢岳手前のコル辺りでは薄日もさし始めてきたが、
ガスは出たり消えたりの繰り返しが続く。
越中沢岳には6時半頃に到着。

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越中沢岳よりスゴ乗越、北薬師岳を

ここで大休止してスゴの頭に向かって進む。
この下り見た目より急で長く30分も掛かる。

ここから20分ほど登るとスゴの頭である。
本日初めての人との出会いである。スゴ乗越小屋から来たとのこと。

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スゴの頭にて

スゴの頭を過ぎて下りはじめた頃より雨が降り出す。
樹林帯を通り抜けてコルに。

5~6人の学生パーティーに会う。彼らは北に向かっている。
このコルから20分登るとスゴ乗越小屋である。

ここにも4~5人の雨具を着けた北行きパーティーが休憩している。
我々が到着したのが潮時のように出発する。

小屋で30分ほど休憩して雨の中を再び出発。
樹林帯を抜けてなだらかな登りを進んでおよそ1時間で間山に到着。

間山からの北薬師までは非常に長く感じられた。
北薬師近くに来ると岩稜地帯に変わってくる。

この頃になると再びガスも切れ右前方に有峰湖も見えたが、
残念ながらすぐにガスの中に消えてしまった。

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北薬師岳にて

北薬師岳を後にして再び岩稜地帯を薬師岳に向かう。
ここで「薬師岳で滑落して骨折したが自力で登り返し薬師岳山荘まで助けを求めて、ヘリで運ばれた」
という遭難ニュースが入ってくる。

我々も身を引き締めて気をつけて歩くようにする。
薬師岳手前の金作谷カール付近で大休止。

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金作谷カールにてガスで何も見えなかったが、休憩中に突然ガスが切れ見えたカールに思わず写真を撮る。

コーヒーを沸かして昼食とする。
食べ終わって出発しようとしたら急に霧がとれ見事なほど金作カールが眼前に開ける。

今まで何も見えなかったところに、登ってきた北薬師も越中沢岳もはっきり見える。

つかの間の眺望であったが、それだけに感激も一入である。
また雨が降り出した。10分ほどで薬師岳山頂へ。

不思議なことに登った瞬間にガスが切れ青空が広がる。
まさにミラクルである。Tk柳さん早速薬師如来様に感謝する。

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薬師岳にて後ろは北薬師岳と金作谷カール

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薬師より見た北薬師岳、スゴの頭、五色が原、後ろ立山連峰の唐松・五竜

これで心の霧もすっかり晴れ、周囲の景色を撮りまくる。山頂のひと時を15分ほど楽しんだ後、なだらかな山稜を遭難碑まで進み、ここでまたまた休憩。

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非難小屋より。(太郎平~折立コースを見る)手前に薬師岳山荘、奥に太郎平小屋・有峰湖

この待ち望んだ青空が二人にとって嬉しかったのでしょう。
あれが黒部五郎だ、雲ノ平だ、鷲羽だ、水晶岳だと何時までたっても飽きない。

1時間ほど楽しんでやっと出発する。

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避難小屋前

ざらざらした下りをジグザグに下り薬師岳山荘の前を通り越し薬師平へ。
これから沢沿いに下るのであるが途中で道がおかしくなり引き返す。

引き返すと言うことは登り返さなければならない。精神的にも肉体的にもしんどいことである。
途中の分岐の目印まで引き返しタオルが掛けてあった方に行ってみる。

相当下ってみたが途中よりここも道らしくなくなってきた。
再度引き返す。今度は薬師平まで引き返して再度チェックし直してみると、
最初に進んだ道しかないと結論を出して下ってみる。

100m程下ったところに道標があった。
最初はそれを見落としていたのか?とにかく一安心と同時にがっくり。

17時にやっとキャンプサイトに到着。
1時間のロスタイムになる。19時就寝。

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太郎平にて

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太郎平キャンプサイト
7月20日:

太郎平キャンプサイト4:00~太郎平小屋4:15、4:20~三角点5:40~折立6:45、7:20→バス→有峰口9:30、9:48→地鉄→富山10:30、11:25→京都14:50

天気曇り(大阪晴れ)。
3時半起床予定が2時に起きてしまった。
Tk柳さんには申し訳ないことをした。

朝食はラーメンのため寝ていてもらって準備に掛かる。
3時朝食4時出発。Tk柳さん曰く「いつも我々が一番早い出発やなあ」と。

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ヘッドランプの明かりで小屋までだらだら登り15分。
ここからは歩きにくいだらだら下りである。この辺りはニッコウキスゲの群生地である。

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ニッコウキスゲの群生

三角点からは急勾配の下りと覚悟していたが、
木の根っこなどがあり階段状になっていて、さほど下り辛くはない。

下り辛かった。
折立からは臨時バスが出たため40分ほど早く有峰口に着いた。
ここからは地鉄で富山に、そして雷鳥で京都に。

今回の山行も無事に終わるも何か今ひとつ物足りなさを感じた山行であった。
晴れ間が少なく変化に乏しかったせいであろうか?
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