奥美濃シリーズ金草岳
期間:1987.3.21~3.22
参加者:Hr井さん、Gramps
3月21日:
名神、北陸道を通って今庄ICより20分で今庄瀬戸の村へ。
道路端の民家で高村峠への道を尋ねたら、いろんな事を教えてくれた。
毎年大阪KI大の学生が3月初めには峠の向こうから峠越えをしてくるとか。
この民家のご好意で軒先に駐車させてもらう。
この辺りから見て雪は余りなさそうだ。残雪の林道を高倉村跡に向かう。
相変らず速いペースのHr井さん。スロースターターの私はついていくのに必死である。
1時間余りで廃村高倉村に到着。今は朽ちた家屋も無く、家の土台が残っているのみ。
大休止後、谷筋を5分ほど登り2番目の堰堤に出る。右岸より支尾根(高倉峠よりの支尾根の腹から登る)に取り掛かる。雪は全然無い。かなりの急登である。
夏道のジグザグ道を辿って登っていく。やがて道も無くなり、辺り一面ブッシュである。登り始めて40分で支尾根上に出る。
ここから尾根上を峠に向かって登っていく。雪もこの辺りから現れるが柔らかくて足を取られる。そこでワカンをつけて進むと雪がなくなり、ワカンを外して歩く。また雪が現れワカン、また無くなるの繰り返しを3回。
こんなことをしながら高度を上げていくと、突然トレースが出現。多分2~3日前のものであろう。12:30分高倉峠に到着。疲れました。やはり最初のハイペースが尾を引いているのだろう。
高倉峠を出発した途端、強い南風にびっくり。昭和50年製5万分の1地図ではこの峠への福井県側からの道は載っていないが立派な道路が出来ていた。
トイレの横で風を避けながら大休止。
ここからは国境稜線上を東北方向に進むのだが、右からの強風にはまいる。
時々吹き飛ばされそうになる。先ほどのトレースも金草岳に向かっているようだ。
1143mピークからは金草岳がよく見える。そのはるか向こうには白山も見える。この辺りから疲れも取れてきたのか、本来のペースに戻る。
14:00丁度にD地点に到着。残念ながら金草岳周辺のみにガスがかかって目指す山が見えない。
風は少し弱くなってきたが、依然吹いている。14:40分E地点に到着。国境稜線から南の山々は雪を冠っているが、左側の北の山々は雪量が非常に少ない。
今日の幕営地は金草岳の向こう側に決めて、いよいよ金草岳の登りにかかる。登りにつれてガスの中に入っていく。
周囲は何も見えなくなる。金草岳西端にザックを置いて、東端の山頂の三角点を探しに行くが、雪の下のようだ。
15:10、山頂らしきところで記念写真を撮ってザックの所に引き返す。ここから西に下る。
左側は岩の断崖である。ここを通り過ぎ北に向かう尾根上に進むのであるがそこはからは急降下である。
降り口を探すのに手間取る。潅木の茂ったルンゼ状になったところが一番下りやすそうで雪崩れそうもないので、ブッシュを掴んで下降する。
やっとの思いで急斜面を下り、その後小さなピークを2つ越した辺りで幕営することに決める。
これからの予定では郡界尾根を下って芋平に下りることにしていたが、この先の尾根も余り雪が付いていないようなので、下りに苦労するということでこの地点より、直接林道に通ずる尾根を下ることに決定。
K牧5:45→瀬戸8:00、8:40~A点・高倉廃村(第二堰堤)9:50~B点10:55、11:00~C点12:00~D点14:00~E点14:40~金草岳15:10~F点(幕営地)16:00・就寝19:00
3月22日:
3時45分起床。星が出ている。何とか雨に遭わなくてすみそう。6時出発。ここからの下りがまたまた厄介。
30分下ったところより雪がなくなる。ここからはブッシュに掴り、つかまりの下降である。風もなく暑い。ブッシュ掴みで、手の平の皮がなんだか厚くなったような感じがする。
下り始めて1時間半、やっと沢に到着する。冷たい水で顔を洗う。なんと気持の良いこと。
ここからは何回か沢を渡渉しながら下り、8時丁度に林道に到着する。
大休止の後、林道を芋平(廃村)を経て瀬戸の村に到着。
車を預けた家でお茶まで頂き10:40分瀬戸の村を後にする。
途中で車を止めて振り返ってみると山の向こうに白銀の金草岳が頭を出している。
起床3:30出発6:00~G点(沢)7:30~H点(林道)8:00、8:15~芋平9:15~瀬戸10:10、10:40→K牧13:00
期間:1987.3.21~3.22
参加者:Hr井さん、Gramps
3月21日:
名神、北陸道を通って今庄ICより20分で今庄瀬戸の村へ。
道路端の民家で高村峠への道を尋ねたら、いろんな事を教えてくれた。
毎年大阪KI大の学生が3月初めには峠の向こうから峠越えをしてくるとか。
この民家のご好意で軒先に駐車させてもらう。
この辺りから見て雪は余りなさそうだ。残雪の林道を高倉村跡に向かう。
相変らず速いペースのHr井さん。スロースターターの私はついていくのに必死である。
1時間余りで廃村高倉村に到着。今は朽ちた家屋も無く、家の土台が残っているのみ。
大休止後、谷筋を5分ほど登り2番目の堰堤に出る。右岸より支尾根(高倉峠よりの支尾根の腹から登る)に取り掛かる。雪は全然無い。かなりの急登である。
夏道のジグザグ道を辿って登っていく。やがて道も無くなり、辺り一面ブッシュである。登り始めて40分で支尾根上に出る。
ここから尾根上を峠に向かって登っていく。雪もこの辺りから現れるが柔らかくて足を取られる。そこでワカンをつけて進むと雪がなくなり、ワカンを外して歩く。また雪が現れワカン、また無くなるの繰り返しを3回。
こんなことをしながら高度を上げていくと、突然トレースが出現。多分2~3日前のものであろう。12:30分高倉峠に到着。疲れました。やはり最初のハイペースが尾を引いているのだろう。
高倉峠を出発した途端、強い南風にびっくり。昭和50年製5万分の1地図ではこの峠への福井県側からの道は載っていないが立派な道路が出来ていた。
トイレの横で風を避けながら大休止。
ここからは国境稜線上を東北方向に進むのだが、右からの強風にはまいる。
時々吹き飛ばされそうになる。先ほどのトレースも金草岳に向かっているようだ。
1143mピークからは金草岳がよく見える。そのはるか向こうには白山も見える。この辺りから疲れも取れてきたのか、本来のペースに戻る。
14:00丁度にD地点に到着。残念ながら金草岳周辺のみにガスがかかって目指す山が見えない。
風は少し弱くなってきたが、依然吹いている。14:40分E地点に到着。国境稜線から南の山々は雪を冠っているが、左側の北の山々は雪量が非常に少ない。
今日の幕営地は金草岳の向こう側に決めて、いよいよ金草岳の登りにかかる。登りにつれてガスの中に入っていく。
周囲は何も見えなくなる。金草岳西端にザックを置いて、東端の山頂の三角点を探しに行くが、雪の下のようだ。
15:10、山頂らしきところで記念写真を撮ってザックの所に引き返す。ここから西に下る。
左側は岩の断崖である。ここを通り過ぎ北に向かう尾根上に進むのであるがそこはからは急降下である。
降り口を探すのに手間取る。潅木の茂ったルンゼ状になったところが一番下りやすそうで雪崩れそうもないので、ブッシュを掴んで下降する。
やっとの思いで急斜面を下り、その後小さなピークを2つ越した辺りで幕営することに決める。
これからの予定では郡界尾根を下って芋平に下りることにしていたが、この先の尾根も余り雪が付いていないようなので、下りに苦労するということでこの地点より、直接林道に通ずる尾根を下ることに決定。
K牧5:45→瀬戸8:00、8:40~A点・高倉廃村(第二堰堤)9:50~B点10:55、11:00~C点12:00~D点14:00~E点14:40~金草岳15:10~F点(幕営地)16:00・就寝19:00
3月22日:
3時45分起床。星が出ている。何とか雨に遭わなくてすみそう。6時出発。ここからの下りがまたまた厄介。
30分下ったところより雪がなくなる。ここからはブッシュに掴り、つかまりの下降である。風もなく暑い。ブッシュ掴みで、手の平の皮がなんだか厚くなったような感じがする。
下り始めて1時間半、やっと沢に到着する。冷たい水で顔を洗う。なんと気持の良いこと。
ここからは何回か沢を渡渉しながら下り、8時丁度に林道に到着する。
大休止の後、林道を芋平(廃村)を経て瀬戸の村に到着。
車を預けた家でお茶まで頂き10:40分瀬戸の村を後にする。
途中で車を止めて振り返ってみると山の向こうに白銀の金草岳が頭を出している。
起床3:30出発6:00~G点(沢)7:30~H点(林道)8:00、8:15~芋平9:15~瀬戸10:10、10:40→K牧13:00
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