大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

確保訓練

時:2010.09.26
場所:百丈・櫓


photo by Kori

今回の訓練は以下を実施しました。
1)3分の1引き上げシステム
2)トップの確保技術(墜落率約0,3)
3)セカンドの確保器検証
4)自己脱出
5)セカンド確保の基本

1)3分の1引き上げシステム

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新人を中心に1/3引き上げシステムの講習

クレパス、断崖からの引き上げ方法。

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今回はプーリー、ユマールを使用しました。

2)トップの確保訓練

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高さ約15mの確保専門の櫓を使っての訓練
最上部の丸い物体が錘

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右側の新人が確保体制に

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この錘を引き上げて上から落とす。
落ちる際に錘がぶれないようにガイド両脇にがある。

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ウインチでこの錘を引き上げる

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新人が確保体制に入る

3)セカンドの確保(テンションが掛かった時のリリースの検証)
 ルベルソ、ルベルソキューブ、ATCガイドの3種類で検証

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                ぶら下がってもらっての引き下ろし検証
ルベルソは体重差があるときつい。
ルベルソキューブはカラビナでスムーズに下ろせた。
ATCガイドはカラビナが入りにくく取説通りに細めのスリングをタイオフしてルベルソの方法でリリースした。

この作業でで当たり前で一番肝心なことだが末端側のロープは絶対に離さない事。

体重差については別の機会に個人的に実験しましたが、10kgまでできました。(シチュエーションはアブミビレー状態で墜落者は空中浮遊状態)

その他4)自己脱出、5)セカンド確保を実施しました。

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訓練を終わっていつものように道場駅前で・・・・
もう日も暮れてしまいました。
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22年ぶりの北鎌尾根
2010.09.17夜~09.20

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独標から見た槍ヶ岳

特に行きたいと思っていなかったのに、
この春先に友人から行こうかと問われて段々と気持ちがそちらに向いてきました。

その友達とは都合がつかず行けなくなってしまった。

不思議なことにこの夏、
会の仲間が計画を立てしかも3パーティー計8名も行くことになった。

22年前は春山で今回は夏山。
全く違った山に行くようなものである。

正直言って夏山はビバークも考えると
水を沢山持って行かなければならないので余り行きたくなかったのである。

今回も尾根部は3リットル持参しました。

前置きが長くなりましたが、
尾根歩きの日は快晴に恵まれました。

登れば登るほどに大きくなってくる槍ヶ岳。
360度の眺望と素晴らしい縦走が出来楽しかったです。

9月18日:
平湯で仮眠後タクシーで上高地に。
岳連の顔馴染みが1パーティー。

彼らは本谷から南岳に行くとか。
毎度のコースを横尾に向う。

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ババ平からの東鎌尾根

ここからは何年ぶりだろうか?槍ヶ岳に向う道を大曲へ。
ここで槍への道と分かれて水俣乗越に向う。

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大曲で一休み

初めての道である。
乗越近づくに従って勾配がきつくなってくる。

乗越からの下りはかなりきつい。
河原に近づいた辺りで上から「ラック!」の声。

思わず腰を捻って上を向いた瞬間に腰右部に強い痛みが走る。
その場で座り込んで痛みが引くまで待つ。

5分くらいで痛みが引いてほっとするも
動作によってはびりっと来るので姿勢をできるだけ真直ぐにして歩く。

これから先がすごく不安である。
15時北鎌沢出合に到着。

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北鎌沢出合での一時

既に多くのテントが張られテンバ探しに時間を食う。
今日は思ったより天気がすぐれずガスがかかたりした。

今日北鎌尾根を歩いている牧師・O島・Hiyoko・Aromaパーティーとは
無線連絡が取れずちょっと心配であるが大丈夫でしょう。

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北鎌沢。炊事の煙が立ち昇っている。

9月19日:
4時過ぎにヘッドランプを点けて出発。
途中での水補給はめんどくさいので初めから担いで行くことにする。

ところがかなり上部まで水が補給できる。
2~3パーティーに追い抜かれる。

全て若者ばかりである。

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北鎌沢上部

途中の休憩でKuriさんがストックを忘れたのに気づき取りに帰ハプニングもあったが、
ゆっくりとコルまで進む。

コル手前でほぼ並行した右の沢が正規ルートではと思いつつ稜線に到着。
後から来た55歳の単独の人が多分コルはもう少し下とか言っていた。

やっぱり左の沢に入り込んだようだが大したことではない。
ここで少し休憩していよいよ北鎌尾根の登りに取り掛かる。

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天狗の腰掛け

天気が良いので眺望も良く気持ちが良い。
天狗の腰掛け手前で休憩。

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独標。左奥に前穂と北尾根が見える

その後はピークを直登したり、巻いたりして独標に。
独標からの槍は直ぐそこに見える。

この後一度踏み跡を辿りすぎ千丈沢へ下りすぎてしまい登り返す。
またロープの張ってあった岩のトラバースではKuriちゃんがストックを落としてしまった。

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トラバース中のKurichan

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トラバースをこれから始めるIcchiy

今度は回収を諦めることにする。
一番神経を使ったのは

やはり踏み跡頼りすぎて行き詰まりルンゼを登る羽目になってしまった。
このルンゼはザレていて手がかり、足がかりが脆く気持ちが悪い。

最後の稜線への乗り越しが特に厳しく必死で乗り越える。
続くIcchiyさん、Kuriさんには安全のために繋ぎ合わせたシュリンゲを垂らして掴んで登ってもらう。

ここはピークを直登してくるべきであった。

槍は直ぐそこに見えるのになかなか取り付きに辿りつけない。
山の大きさが感じられる。

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初めて槍が見える

右には赤い岩肌の硫黄尾根がくっきり見える。
来春登って見たい衝動にかられる。

硫黄をやるためには10年前の体力に戻さなくてはならないだろうな。
「いっちょやったるか」なんて思いつつ歩を進める。

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お隣赤い地肌の硫黄尾根

何度かの休憩でやっと槍の取り付きに到着。
少し左から登り始め、

最終の登りは右側の左傾斜したチムニーを登るのかな?
そこには真新しいスリングが2本輪掛けしてある。

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槍をバックに独標にて

多分それでA0して登ったのであろう。
荷物を担いて登るのはちょっとシンドそう。

念のためロープをだす。そこへ追い越した若者パーティーが到着。
Icchiyさんが遠慮してか先を譲ると言い出す。

ということで彼らに先を譲ったが2番目の彼が荷が重過ぎるのか大苦戦。
そこへ後から来た人が「左から楽に登れますよ」の一声でそちらから登ることにする。

登りながら春に来た時もこちらから登ったような記憶がよみがえってきた。
50mほど登ったらそこは槍の穂先・頂上であった。


ノーマルルートを登ってきている人、ひとでごった返している。
記念写真を撮るのも順番待ちである。

もっと驚いたのは下りるのにも順番待ちなので山頂に30分も滞在してしまいました。
反対に登ってくる人はいつ登れるのかと思うほど長蛇の列で2時間待とか…

肩の小屋泊を予定していたが、
もう一つ下の殺生小屋まで下り乾杯!

明日天気が崩れるなんて想像だにできない素晴らしい天気である。
休息するまでのんびりと酒を酌み交し至福の一時を過ごす。

今登ってきた槍ヶ岳がなんと大きく見えることか。

9月20日:
夜半からしとしとと雨が降り始める。
4時半起床。雨の中を6時出発。

今日はただ下山のみ。
前回ババ平に忘れたというAkkinのジャケットを回収して3時間で横尾に到着。

徳沢では四峰に登って来たKa田パティー5名に会う。
上高地は観光客でごった返していた。

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北鎌尾根にはもうナナカマドが・・・

予約していたタクシーに乗り込み平湯へ。
ここで一風呂浴びて帰路に着く。

連休最後の人あって名神も35km渋滞などあって、帰宅は9時半となる。

1) 久し振りの縦走と加齢で体力の衰えを痛感。
2) 膝手術で右脚が少し短くなったため回転歩きが出来ず、
  平地では一生懸命歩いているつもりでもスピードが出にくくなった。
3) 今年の夏山は富士山、ヨーロッパ、西穂、剣、北鎌と登ったが
  剣を除いて皆快晴に恵まれ本当にラッキーでした。

記録:
18日:上高地5:50~横尾8:30,8:50~大曲11:40~水俣乗越13:00,13:10~
    北鎌沢出合15:00

19日:北鎌沢出合04:10北鎌沢コル6:50,7:00~穂先13:10、13:40~
    殺生小屋15:00

20日:殺生小屋06:05~横尾9:20,9:35~上高地12:05

以上
 御在所・藤内壁  中級登山学校 
    
一の壁、中尾根バットレス、中尾根(初日)、一の壁(2日目)

パートナー:ジュニアー                  
日程:2010.09.03夜~09.06

大型バス1台と西井車1台で23時出発。
御在所登山口には2時間半後の1時30分に到着。

当初ここで仮眠の予定を変更して藤内小屋へそのまま移動。
モンベル小屋に2時到着。ここで仮眠

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モンベル小屋のT副校長

9月04日(土):
今回は参加申し込みが出発2日前であったので、
生徒さんとは組まずにアシスタントのジュニアーと組んで、
意味が今ひとつ良く分からないが「遊軍」だそうです。

出発は生徒さんが全員出てからになる。
殆どのパーティーが5時に出発した1時間後にスタート。

お陰で1時間ほどゆっくり出来た。
生徒さんが登っていないところを探しての登攀のため最初は一の壁を

1本目:T:ジュニアー:左ルート。
ジュニアー、核心部でちょっと苦労して
「最初からこんなん登るじゃなかった」とぼやいていたが何とかクリアーしてRPしました。

2本目:T:Gramps:コンテスト。ハングの上の核心部でちょっと停滞するも楽しく登れた。

続いてバットレスが空いたようなので急いで向う。
正面ルート

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中尾根2ピッチ目を登るジュニアー

ルート図で3ピッチのところを2ピッチで登る。
このルート何度か登っているが今回2ピッチ目が厳しかった。

続いて中尾根に転戦。

今回は濡れていなかったので楽に登れたが、ザックが引っかかり苦労するところもあった。
最後のピッチは出だしが崩壊していたので

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中尾根3ピッチ目を登るGramps

今回も登るのを止めて一の壁に行って休憩しながらみんなの登るのをみていた。

9月05日(日):
「一の壁」。

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中尾根から俯瞰した一の壁

今日も皆が出た後に出発。
一の壁には皆さんより1時間後れに到着。

1本目:T:ジュニアー:2ルート。

2本目:T:Gramps:テンクォーター。
核心部で苦戦。段々と力が落ちてきたのだろうか?

3本目:T:ジュニアー:3ルート。

4本目:T:Gramps:右ルート。初めて登る。MOS

5本目:T:ジュニアー:4ルート。核心部が結構厳しかったが、面白かった。

登攀開始6時40分~終了10時40分

藤内小屋11時20分帰着。
12時ビール1本飲んで下山。

風呂に入りビール1本。美味しかった。
帰りはバスより西井号に乗り換え帰阪。

涼しいそして楽しい2日間でした。