大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

大台ケ原 蒸篭 ブッシュマン

2008.05.27                                大阪ぽっぽ会 Gramps

サマーコレクション」「サンダボルト」はこの地区にある。

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2日前の25日はこのルートを登るために申請していたのに雨でふいになってしまった。細かいことだが申請費用1千3百円は返ってこずに無駄払いである。

しかしそれが西大台の維持管理費に少しだけでも協力になっているのであれば嬉しいことである。

岩登りは雨が降っては登れない。登るためには最短3週間前には予約をしなくてはならない。

その日が晴れるかどうかなんてどうして予測できるでしょうか?制度を見直してもらいたいと思うのは私だけでしょうか?(早くできるように検討されているようです)

 前置きが長くなりました。25日は雨、26日晴れ、27日晴れの予報。ならば申請の要らない東地区の蒸篭に晴れの続く2日目を狙って26日夜出かけ、27日朝から登れれば最高である。

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4時間かけて27日午前0時半に満天の星の下、大台ケ原駐車場に到着。アルコールを少し飲んで1時に就寝

27日:意外と寒く熟睡できなかったが6時に起床。朝食を済ませ7時5分出発。
幾組かのハイカーも出発している。
蒸篭は最近知った。大蛇からすぐ北隣の岩である。大蛇に何度も来ているのに蒸篭なんて名前すら知らなかった。
そういえば地図を見たら蒸篭は載っていた。岩壁である。
その蒸篭へは高低差の少ない尾鷲辻から行くことにする。

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大蛇への分岐を右に折れ少し行ったところの沢を降りて行くと右に蒸篭が現れてきた。
取り付きテンを探しながら行ったらそれらしきところににシュリンゲがぶら下っている。

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ここで登攀具を着け8時35分スタート。
わがままを言って、核心ピッチの5ピッチ目を登らせてもらうことにする。
当然つるべで登るため1ピッチ目は私が登ることになる。

1ピッチ目:Gramps:このピッチは通常湿っているとか。

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今日は幸運にも乾いている。難易度は5,9(ナイン)となっているが乾いているせいかそんなには思えない。(強いて言えば、終わりころがナイン位あるのかな?)

2ピッチ目:NanohaBab:まさにブッシュ登りの感がある。

3ピッチ目:G:凹角をまっすぐ登り突き当りを左に登るのかなと思ったら右にピンが設定されている。
ここは小柄な人は少し厳しいかな?右に廻って直ぐ直上して左にあるルンゼ上を跨いで左上してビレーポイントへ。
先ほどの突き当りから左上してビレーポイントにルートを伸ばした方が少し厳しくなるが自然のような気がする。

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4ピッチ目:Bab:ここも中間部がまたまたブッシュである。
大蛇方面から声が聞こえてくる「おっ!あそこに誰か登っている」「ほんまやっ!」こちらからも大蛇の人たちがよく見える。
写真を撮りたいがカメラはBabさんが持っている。終了点は広いバンドである。

5ピッチ目:G:先ず右上して行ってハングに取り付く。
ハングの直ぐ上のホールドを掴めば直ぐ乗りこせるかなと思ったら、次のホールドが届かない。
どうして登ったかはOSトライの人のために伏せて起きます。

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ハングを乗りこすと今度はスラブである。
ついこの間登ったインスボンのスラブとは大違いのコケコケみたいな感じのすっきりしないスラブである。
雨上がりや、濡れていたら登れるのかなあと考えつつ終了点へ

6ピッチ目:Bab:出だしの少し右上気味のトラバースが厳しい(私は厳しかったのでトラバースをせずに強引に直登をした)。
少し登ったところで左手に掴んだホールドが剥がれフォール。

やや左上気味に登って行くと頭半分大くらいの石が剥がれ、谷底まで一直線に落下。数秒後谷底から大音響がこだましている。

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まだまだ新しいルートのため注意していてもこのようなことが起こる。
このピッチが一番骨があったような気がする。

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登攀も終わって休憩。直ぐ上の梢で鳴く鳥の声を聞きながら景色を眺めたり写真を撮ったりして暫しの間ゆっくり過ごす。
さわやかな気持ちの良い日である。大蛇も平日のためかそんなに多くの人が来ていなかった

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休憩後尾根を辿る。途中千石の中の滝が綺麗に見える。
ツクシシャクナゲも咲き競っている。遊歩道に出て、帰りはシャクナゲ道を下りことにする。
シオカラ谷経由で駐車場に到着。
ゆっくりした楽しい山行ができました。

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駐車場7:05~取り付き8:20登攀開始8:35~終了11:20(ゆっくりせずに普通に登れば2時間半位で登れるか)

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Grampsの韓国インスボン(2008年)
スラブ、チムニー、クラック登攀              
2008.05.15~05.19
 
5月15日(木):晴れ白雲山荘までのアクセス:関空9:30→仁川空港11:20、12:30→(リムジンバス:w9000)→東大門13:35、14:50→w195000(5000w/人)(タクシー)→トソンサ~白雲山荘(徒歩約60分)

今回は韓国通のH森さんがいるのでリムジンバスで東大門まで行き、ここで昼食を取る。
空港のリムジンバス乗り場は一人では探しきれないだろう。
東大門の路上昼食も韓国語の堪能なH森さんがいて初めてできたことと思います

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韓国の庶民生活を実体験できたような気がしました。
でも私にとって食事は辛すぎてとても食べられない。

ここからはH森さんと別れて3台のタクシーに分譲してトソンサ迄。
後2台のタクシーは結託してか回り道をしたようだ。
前の1台より時間がかかり料金も割高であった。

白雲山荘に着いて岩場を見学に出かけた後夕食。

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禁酒の私にとってつらい時間である。21時就寝

5月16日(金):晴れ

5時起床。体操、散歩を楽しむ。
A木さん、私以外はみんなで白雲台(ペグンデ)迄ハイキング。

7時に朝食。8時過ぎ出発。今日の我々は昨年登れなかった(シュイナードB)から取り付く。

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1P:Gramps:フレーク状のクラックをアンダークリングで登り、スラブを10mほど登りビレーポイントへ。

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腰の弱い私にとってはアンダークリングの中途半端の高さは腰が痛い。
今年は左手をアンダーで捉え右手をスラブに押さえて登ってみたら昨年ほどの腰の痛さを感じなかった。

スラブに出た途端ビビリが入る。やはりピン間隔が遠いのは気持ちの良いものではない。

2P:NanohaBab:このルートの核心部。
昨年は途中が濡れていたので直登気味にスラブを登ってエスケープ。
今回は乾いているのでトライ。
右上気味に走っているクラック(指の入る隙間は殆どなく厳しい)に沿って、足はスメアーで登っていく。

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クラックにカムも噛ませられないので心臓に悪い。
途中に残置シュリンゲとその先のペツルボルトが頼り。
このピッチもうまくこなして立ち木でビレー。

3P:Gramps:快適なクラック、フレーク登り。
少しクラックを登りすぐに隣のクラックにダイクを掴んでトラバース。
このクラックを登って行くもビレー点が見つからない。
ふと右下を見るとクラックから少し右のところにあった。
4~5mクライムダウンしてビレーステーションに。

4P:S:続いてクラックを。
20mくらいのところの左側に洞穴がある。
古いシュリンゲが垂れているがこれがビレーポイントとは思われない。
ここより少し右に巻いて次のダブルクラックを目指す。

もう25mくらい登っている。ビレー点があってもよさそうだが…ありました左上方に。
ビレー点としては不自然な位置である。
そこに行くのに適当なホールドが見つからず、それにロープの流れも悪くずいぶん苦労したようだ。

5P:Gramps:ダブルクラックに適当にカムを噛ませて快適に登れる。
少し登ったところにビレーポイントがあった。
4ピッチ目の終了点はここなんだ。

6P:Gramps?S:とにかく耳岩の下まで登る。
ここから4P懸垂をしてインスAの取り付き点に。60mロープなら懸垂回数が減らせる。

インスA昨年このルートをつるべで登ったので、今回はリードしていないピッチをリードで登らせてもらうことにする。

1P:Gramps:広いクラック。

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なんと簡単なクラックかと思いつつ登っていくと終わりころには登り応えがあった。

2P:Bab:このルートの核心部。
バックアンドフット、レイバックをしながら登る。

3P:Gramps:先ほどより広いチムニー。昨年はリードしたS藤君が苦労した核心部はすんなり登れたが、リードしてみると緊張が走る。
やはりリードとセカンドの違いがはっきり分かる。

4P:Bab:大岩の左側を登って30mほどでビレー点に。

5P:Gramps:そのまま5mほど登り、ここから左の壁を浅いクラック跡を山頂に向かって30m登ってビレー。

ここからはロープを解いて山頂に向かう。
途中「狸の腹」と呼ばれるスラブはちょっとスリルがある登りである。

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山頂の大岩の前で大休憩
向かいの白雲台には相変わらず大勢のハイカーが登ってきている。

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ここからも懸垂で降りるのだが50mザイルでは一回では降りられない。やはり60mロープが便利である。

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今日はこれで小屋に帰ることにする。
まだ他のパーティーは帰っていない。
疲れたので一眠りして皆を待つもなかなか帰ってこない。

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彼らはルート「女情」近くでトップロープしていたとか。
夕食は焼肉。毎夕日替わりメニューで出てきて美味しい。
今日も禁酒できた。

5月17日:
晴れ:5:00起床。朝食7時、出発8時。

今日は「友情B」にO串・O山の2パーティーでトライすることになる。
我々が先行させてもらう。友情Bの取り付き迄2ピッチ、恐怖のスラブを登らなければならない

1P:Bab:クラックまでは難なく行ける。
クラックに3本カムを入れ、傾斜が少しきつくなったスラブを登る。
ビレー点手前のちょっとした乗り越しが厳しい。

2P:Gramps:このピッチは40m強のスラブ途中にピンが2個だけ。
スタート地点の乗り越しを超え後はひたすら集中して登るのみ。

ピンにクリップすると一安心。
その安心も束の間、すぐに緊張感が体全体を覆う。
ビレー点に着いたら喉がカラカラ。
先に登っていたO倉さんもやはりカラカラとか友情Bの取り付きはオアシステラスの左側からである。

昨日の2ルートは核心部をBabさんに登ってもらったので、
今回は核心のピッチを私に譲ってもらう。

1P:Bab:左のクラックから登り右に少しトラバースをしてクラックを登って木でビレー。30m、5.7

2P:Grmps:このルートの核心部。
少し登ってペツルにクリップ。ここよりダイクに乗って左へトラバース。
途中にカムをかまして先端まで行ってもう1本カムをはめて、ロープの流れをよくするために最初のカムを外す。

そこからスラブ調子のところを直登するのであるが上のホールドが届かない。
再度ダイクに戻ってトライしたらホールドに届いた。

先ほどのカムも外して一気に登りペツルにクリップ。
ここからトラバース気味に右に移りたいが右手先の浅い水平クラックにはかすかに指先が触れるだけでしっかり掴めない。

2~3度チャレンジしたが諦めてA0をしてしまった。残念!5.9、20m

3P:Bab:やたら長いチムニー。
45m、5.5。
疲れるピッチとトポにも書かれているが、リードしたBabさんお疲れ様でした。

4P:Gramps:ダブルクラック。
どちらのクラックにカムをかませたらよいかを考えながら登って行く。
易しくもなく難しくもないこんなクラック登りは良いですね。
ビレーステーションが現れたのでそこでビレー。

Babさんに登ってきてもらった後、クライムダウンで懸垂できるか確認をしに行く。
ここから懸垂はできそうであるが疲れてもいるので今日はこれまでとする。

7~8m登ったところで行動食を食べながらO串・O山パーティーを待つ。
彼らは登ったところを懸垂で降りるということになったので我々は山頂経由で下山する。

(結局O串・O山Pも混雑しているため懸垂で降りられず山頂周りで下山したそうだ)。

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今日は時間があったら、昨日トップロープをしたところで遊ぶいうことなのでそのあたりまで降りて、展望台で寝そべって韓国の人たちのクライミングを見学していた。

あまりにも気持ちの良さにうとうとと眠ってしまった。
目が覚めても誰も来ないので大声で呼んでみると反応があり。

もう少し下のスラブでトップロープをやっていたようだ。
そこへ丁度、O串・O山Pも下りてきた。
みんながスラブでトップロープをしている間にインスBへの取りつきに行く。

クラック50m・5.7を登ってみることにする。
殆ど50m一杯のこのクラックは面白かった。

なぜここからインスBのスタート地点にしないのか不思議である。
次回はこのインスBを登ってみたい

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韓国山岳会の講習会
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5月18日(日):曇り→雨:5時起床、7時朝食。

朝の体操後朝食。
今日は雨模様なので、足首を怪我したO倉さん、Babさん、A木さん、U美さんの5人は小屋でゆっくりする。

O串、O山、T波、Y野さんは麓の人工壁に出かける。
U佐美さんは昼からぶらぶらと散歩がてら風呂に行ったようだ。

5月19日:下山&帰国日:

いつもより少し遅く5時半起床、7時朝食。
小屋の人たちと写真を撮ったりしてお別れ。

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出発8:15~トソンサ9:05、→TAXI(w???)→ウィドン9:45(入浴)11:15、
14:00→バス(w1000)→水踰(スイウ)→地下鉄4号(w1000)→東大門で1号線に乗り換え→鐘路5街(ジュンノウ オーガ)下車。山道具屋、市場徘徊→地下鉄1号(w1300)→鐘路3街5号線に乗り換え→金浦空港で空港鉄道に乗り換え(w3100)→仁川空港18:30、19:10→関空20:40


過ぎてしまうと5日間も早いものです。
でものんびりした山行ができました。

「スラブは恐いが慣れたら楽しくなるような気がしました」と昨年の山行報告に書いているがやっぱり怖い。ピン間隔が遠いためである。

今年も韓国の一青年とお話ができ、お友達になれました。

韓国の10日間天気予報を事前に日本で見ていましたが、去年もそうだったようにあまり当てにできませんでした。

現地の人にも明日の天気を聞いたら教えてくれましたが「予報は当てになりませんよ」という答えが帰ってきました。

参加者:、O串、Bab、O山、A木、Us美、O倉、T生子、Y野、T礪波、K西、Gramps。(H森)
御在所・藤内壁
中尾根バットレス          

参加者:NanohaBab、Gramps(大阪ぽっぽ会)。
日程:2008.05.05夜~06

5日(土曜日)は雨模様でこうもり谷は中止。
明日は全国的に晴れ。

ふと思いついたのがインスボンのトレでスラブを練習しなくちゃ。
ということで御在所・藤内壁の中尾根バットレスに行くことに決定。

夕方より出かけて明朝早くから登ることにする。
駐車場に18時前に着いたが車の中で雨の止むのを寝て待つ。

19時ころ雨も止んだのでテント設営。設営した途端にまた降り出す。
隣の群馬県から来たパーティーはタイミングを逸してテント設営は再び雨の止んだ20時ころになる。

夜半雨が止んで強風に変わりそれも朝方には治まり快晴となる。

6日(日):
5時起床。6時出発予定が6時35分になってしまった。

途中で先に出発していた群馬のパーティーに追いつく。
彼らは大台のサマコレ、サンダバード。MCの岩場を転戦してきて昨夜ここ御在所に来たそうだ。

今日は前尾根、中尾根のご予定。取り付き迄案内することになる。

中尾根バットレスに7時50分到着。
案の定前回と同じく、風が強く寒い。ヤッケを着て準備をする。

今日はスラブ登攀中心に練習をする予定。8時過ぎ登攀開始。

中尾根バットレス:
1ピッチ目、2ピッチ目:
Grampsがリードして、
2ピッチ目終了後懸垂で降りて今度はBabさんが2ピッチ目をリード(3ピッチ目)。

続いて2ピッチ目終了点からまっすぐに降り1ピッチ目の終了点からトップロープで登り返す(4ピッチ目)。

次に真下に懸垂で下りて、
カリフォルニアドリームの1ピッチ目の終了点に降り、
ここにトップロープを設定して地上に降りる。

カリフォルニアドリームをトップロープで登る(5ピッチ目:ノーテン、Babさん残念ながらテンション)。

昼食後カリフォルニアドリームをリード(RP:6ピッチ目。Babさんワンテン:惜しい!)

続いてその横のルートをトップロープでトライ。歯が立たない。A0しまくり。

今日はこれで終了。
登れないところもあったが7ピッチもスラブを練習できたことに満足しながら下山。

帰りも新名神を利用したら2時間半くらいで帰れた。
こうもり谷、雪彦よりも近い(交通費はちょっと高いかな)。

走行距離251km。高速料金(大山崎~四日市)2,250円x2=4,500円