大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

谷川岳烏帽子沢奥壁・衝立正面壁(夏合宿) 
 
期間:2006.8.10夜~8.16          大阪ぽっぽ会 Gramps
参加者:牧師、NanohaBab、道具家T、B面、Sunny、K川、Dtteねえさん、Wassi、Gramps

天気予報はイマイチであり、
沢組みの女王様、Chieが中止の中、壁組はとにかく出かけることにする。

雨の女王こと東京支部の女王様が参加中止にしてくれたせいか全国的に天気悪い中、
全日程谷川岳周辺のみ快晴に恵まれ楽しくクライミングが出来ました。
女王様に感謝、感謝。

8年ぶりの谷川岳:
今回の私の目標は

1)変形チムニー、
2)ダイレクトカンテ、
3)中央カンテです。

あの時の8月はテールリッジが濡れておりビビリました。
その年の9月は乾いておりルンルンでした。

今回はテールリッジまで雪渓が残っており懸垂もせずに楽々行け、
その上テールリッジも乾いており快適に登下降できました。

2ヶ月前に半月板を損傷して手術を延ばし、
また半月前に胃潰瘍で8日間入院して直ぐの合宿に

不安を抱えながらの参加となりましたが、
ビールの代わりに薬をのみながら何とか楽しく過ごせました。


8月10日・11日(晴れ):
7人用車に乗りはぐれたBab、Grampsは10日の夜行バスで、
Datteねえさんは11日朝の新幹線で皆より一足先に現地に向かう。

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沼田駅

夜行バスは沼田行きの3列リクライニングで比較的ゆったりした旅が出来た。
沼田からは電車、水上からはバスを利用してケーブル下に(京都から締めて10450円と安い)。

今日は現地・一の倉沢まで行くだけだから
各地でゆっくりしながら好天の下、散策を楽しみつつ歩を進める。

マチガワ沢辺りで観光客の車に運良く一の倉沢出合まで乗せてもらう。
好天の谷川岳一の倉は素晴らしい眺めである。と同時に懐かしさが甦ってくる。

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谷川岳・一の倉沢

明日は皆より一足先に衝立岩正面のダイレクトを登る予定にしていたが、
天気予報は昼頃から1時間40mmのどしゃぶりになるかもとのこと
で諦めて皆を迎えに行くことにする。

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今回のメンバー(B面さん撮影)

8月12日(土)晴れ一時雨:ホンマに降るのかよ?といった素晴らしい天気、
やはり予報は昼過ぎ時間当り40mmの激しい雨が降るとか。諦めて迎えに下りる。

マチガ沢付近まで下りたら急に風が出てきて雨が降り出してきた。
慌ててテントサイトに戻るも雨は止んでしまう。

やがて皆が現れテントを設営、
食事用タープも張り、東京組の道具屋Tシェフの料理に舌鼓を打ち、

満足、まんぞく。飲めないのが癪の種である。
明日に控え皆早々と就寝。

8月13日(日)晴れ:変形チムニーが今日の登攀ルート
全員3時起床4時出発。

一昨日テールリッジまで偵察してきているので、気が楽である。
テールリッジの登り口が崩壊しておりまだ幾つもの大きな岩が何時落ちてもおかしくない状態にある。

それを避け左右から登る。右からのほうが登り易い。

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これから登る「変形チムニー」ルート

テールリッジの上部で南稜組み3人、
中央稜組み4人、変形チムニー組2人、それぞれに分かれて登攀開始。

既に南稜も、中央稜も登ったことのあるBabさんと私は変形チムニーにトライ。

1P目:Gramps:どこが取り付きかさっぱり分からず
適当に登りはじめる。

正規の取り付きより随分左から登りはじめたようだ。
途中ハーケンもなくナッツをかましながらの登り、

もっと右だと気がつきランナウトしながら大きくトラバース。
50m一杯になってもビレー点に届かずBabさんに登ってもらいやっとビレー点に到着。

65mは登ったか?(甲斐駒・奥壁左ルンゼでもこんなことがあったなあと思い出す)。

2P目:Bab:このピッチも余りピンがなかったように思う。変形チムニー目指して右上。

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中央稜からベース方面を見下ろす

3P目:Gram:このチムニーは下から見て想像していたより大きい。
右側に適当にピンがある。グレードは?(A1)or?(A0)または?級フリーとなっているが、
?級+フリーくらいか?それでもここの登りは面白い。

登り終わったところでビレー。

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チムニー入り口(Bab)

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チムニー中ほど

4P目:Bab:少し登って右へトラバース。
そこから下らずにピッチをきる。

5P目:Gram:少し右下気味に降りルンゼ手前でビレー。

6P目:Bab:ルンゼ登り。
岩がアンサウドなので落石に気をつけながら登って行き、ルンゼを出て10m位でビレー。

7P目:Bab:そのまま浅い凹角を直上か?
右に廻ってから直上か迷ったが、

その次の核心部を見ると右に行った方がロープの流れか良さそうなので右に行く。
でだしが剥がれそうでやばいがそれを過ぎれば楽なのぼりである。

8P目:Gram:このピッチのグレードは?+(A1)または?+フリーである。
出だしの1手・左手をA0してしまった。無念!

次のクラックはエイリアンをかまし気持ちよくフリーで越えれた。

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中央稜を登る牧師さんとWassiさん

9P目:Bab:細かいホールドを適当に拾いながら凹角状を40m伸ばす。

10P目:Bab:続いて40m伸ばしてビレー。

11P目:Gramps:少し登り草付きを左にトラバースして直上して終了。

この後の下り方が良く分からない。
少し休憩して、反対側に懸垂で下りてみる。

その後再度懸垂でルンゼ状に下りてみるもその下は絶壁で懸垂地点もなく登り返す。

こんどは草付きの方に懸垂しながら行ってみると笹の中に一本木があり、
その木にフィックスロープが隠れている。

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南稜を懸垂で降りるBabさん

引っ張ってみると左上から降りてきている。
これは上から下りてきたものだと判断して

この木から真下にテラスらしい所があるので懸垂を試みるて下りてみる。
下りてみたが何もない。

ふと中央稜を見ると牧師パーティーが懸垂中である。
「そちらから南稜はどの辺りか見える?」「50m左先のほう」の返事。

お礼を言って再び1本木のところまで登り返し、
Babさんにここまで来てもらう。疲れた。

ここからビレ-をしてBabさんにフィックスロープを伝って進んでもらう。
ありました・踏み跡。やっと南稜の頭に辿り着く。この間2時間を要す。

ここで南稜を登ってきた大阪岳友クラブの面々に会う。
5Pの懸垂で南稜取り付きテラスに到着。

クレッターのままテールリッジ上部に行き、
ここで大休止後、痛い足のためジョッギングシューズに履き替え、慎重にBCへ。

出発4:15~取り付き付近5:45、登攀開始6:30~終了12:00、南稜頭13:45~懸垂開始14:00、テールリッジ上部17:00~BC18:30

中央稜:B面、・Datteさん、牧師・Wassi
南稜::道具家Tさん・K川・Sunny

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ベースでの寛ぎ(1)

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ベースでの寛ぎ(2)

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ベースでの寛ぎ(3)

8月14日(月)晴れ:
今日のルートは衝立岩ダイレクトカンテ。
皆は昨日同様、3時起床、4時出発であるが、
われわれは昨日の疲れがあったため、4時起床、

今日は取り付き探しと3ピッチ登って降りることにして4時45分出発にする。

テールリッジの上部に着いた頃にはもう皆さんは登り始めていた。

取り付きは8年前に登った雲稜第一の取り付き点・アンザイレンテラスを15m右に懸垂した所とあるが、
そのアンザイレンテラスへのトラバース地点を覚えていなく定かでない。

トラバース後の踏み跡をあれだと決めつけて、
Babさんがトラバースを始める。念のためクレッターシューズに履き替える。

久し振りに来るとやはり取り付きも核心の一つになる。
やっと取り付き点に到着してホッとするも1ピッチ目のルートがイマイチ分からない。

1P目:Gramps:右上した後、直上し左トラバースとルート図にあるが、
右上地点がなかなか分からない。

見当をつけて登ったところにはピンも見つからず、
剥がれそうなフレークをトラバースしながら進んでいくとピンが見つかり、その先に凹状を発見。

直上後、左にトラバースしてビレー点に(35分要す)。
セカンドのBabさん25分(15分?)かかって到着。

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ダイレクトカンテを望む

2P目:Bab:このピッチも分かり辛い。
少し右上してから薄ぺらいフレークの連続した、
今にも剥がれそうなところを先にあるピンを目指して、

ピンもないところを効くか効かないか分からないエイリアンを一つかまして左へ移動。
やっとピンの所に到着し、

そこよりアブミで直上するも、3ピン登って行き詰まる。
再び下りて隣のピン目指して振り子トラバースして移り、アブミで直上。35m位でビレー。

続く私も恐るおそるトラバース。
足元のフレークを欠かして落石してしまった。振り子をしてアブミを使いビレー点に到着。

3P目:Gramps:そのまま凹角状を右に行くルートを探しながら登っていくも
見当らずハング下に到着してしまう。

ハングを越してから右へトラバースかとも思ったが
明らかにルートミスのようである。

アブミビレーでBabさんを待って懸垂で降りることにする。

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敗退の懸垂下降

今回の失敗は2人の2P目のルートファインディングミスである。
ミヤマルートに入り込んで、雲稜第2ルートを登ってしまったようだ。

冷静に考えれば振り子トラバースする場所はないのだ。

敢えて振り子をしたことが間違いであった。
このルートは未だに分からないが1つはBabさんが言われている

最初に登って降りたところのハングの上に懸垂時ピンを見つけた。

そこより右上すれば行ける。

2つ目は2ピッチ目の最初から右上をしてそのままハング越えして行くの
2つかなと思っている。

いずれにしても再トライしてみたいルートである。
出来たらオールフリーで。

起床4:00出発4:45~テールリッジ上部6:30~取り付き7:00登攀開始8:00~1P終了9:00~2P終了11:00~3P終了~懸垂~BC16:00?

中央稜:道具家Tさん・Sunny・K川
南稜:牧師・Wassi、B面・Datteさん

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先ずはビールのあて造り

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Datteねえさん

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K川さん

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牧師さん

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Sunnyちゃん

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NanohaBabさん

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道具家Tさん

8月15日(火)晴れ:
今日はK川さんが仕事の関係で下山。
ルートは衝立岩中央カンテルート。

3時起床4時出発。
Datteさん・Gramps、NanohaBab・Wassiの2パーティーである。

変形チムニー組はえらく足が速い。
あっという間に離されてしまう。

テールリッジ上部についたらもう用意して登りの体勢になっている。
我われは今から準備して取り付きを探さなければならない。

先行はわれわれに譲ってもらう。

1P目:Gram:右にトラバースして直上。
ロープが重くなった頃ビレー点に到着。

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中央カンテルート1ピッチ目をフォローするDatteねえさん

2P目:
Datte:どんどん登り途中よりカンテ側に左上して40mでビレー

3P目:Gram:カンテを直上して変形チムニーと合流点に到着。

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変チをフォローするB面さん

変チ(変形チムニールート)から来たSunnyさんパーティーに一歩遅れる。
ここで4パーティーが合流した為に順番を決める。

トップはSunny・道具家T、2番手はDatte・Gram、3番手はBab・Wassi、
そしてラストは牧師・B面パーティーとする。

4P目:Gram:ここからは一昨日登っているので
ルート的には面白みはないが皆でワイワイ言いながら登れる楽しさがある。

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カンテルートをフォローするDatte姉さんと、その後をリードしてくるWassiさん

ルンゼであるので落石に注意が要る。
案の定先行のSunnyPより落石。

私が登るときも足元で20cm角の石が落ちかけ危うく止め安定した所に移動さす。
これも何時かは落ちるでしょう。ルンゼを乗っ越して10m程でビレー。

5P目:Gram:先行パーティーはそのままルンゼ状のところを直登していったが、
我われは右に廻りこんで直上して次のルート(核心部)手前でビレー。

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怖いこわいと言いながら、楽々リードしているSunnyさん(変チ上部)

6P目:Gram:先行の道具家Tさんは何の躊躇もなくA0で、
セカンドのSunnyさんに「はっぱ」を掛けフリーで登って貰う。

続く2度目の私も今日はフリーで難なくクリアーできた。
Datteさんはアブミを使って登ってきたようだ。

7P目:Gram:続くクラックもトップのSunnyさんフリーでトライ。
切れそうなシュリンゲにヌンチャクをかけていたのでフレンズを使うように指示。

今日はここも前回見えなかったホールドが一杯見え
レイバックも使わずに楽なムーブで楽しく登れた。

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カンテをリードするBabさんと変チをリードするB面さん

8P目:
Gram:ルンゼ状を40m程登りビレー。
ここはDatteさんにリードしてもらえばよかったと反省。

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終了点の岩

9P目:
Gram:このピッチもDatteさんにリードしてもおうと、
先行のSunnyさんに聞いたら「恐い」との返事であったのでやめにする。

Sunnyさん途中のビレー点を通り過ぎたためで、
ビレー点まではそんなに恐くもなかった。

ここで切ればDatteさんにリードしてもらえたのにとまたまた反省。

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防虫ネット。今回は日除けになりました。

Sunnyさんかなり上まで行ってやばいところでビレーしているようで
降りるのが恐いのでそこまで来て欲しいとの要請。

とにかくロープ一杯登り
Sunnyさんに手を貸しそのまま終了点まで直登する。

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テールリッジでの記念写真

下りは一昨日迷いに迷った所なので今日は難なく南稜の頭に到着。
6ルンゼを懸垂していつものようにテールリッジで休憩して記念写真を撮りBCに帰還。

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明日は帰るのみということで大宴会が始まる。
B面さんとSunnyさんの舌戦はすごかった。

なかなか楽しい合宿でした。
今回参加されなかった皆さんも次回は是非参加できたらいいですね。

起床3:00出発4:00取り付き5:15、登攀開始5:30~終了12:00~BC15:30?

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下山の日の記念写真

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慰霊碑

以上

付録:帰りの温泉にて

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おわり!
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