大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

ポンポン山(その12)

時:2006年5月12日(金)晴れ

今日のルートは川久保尾根ルートから渓谷ルートを下山。

今年9回目のぽんぽん山。

下山し3時に帰宅しましたが鍵を持って出なかったため家に入れず遭難していました。

水無瀬川上流の渓谷はシャガの白い花が咲ききれいでした。

尾根筋は先月まで咲き誇っていたミツバツツジの花が散り
あちこちにパープルピンクの花じゅうたんを敷いていました。

小リスにも会えラッキーでした。

山頂では例のうどんを炊いて食べた後
陽光の下で2時間ほど寝ッ転がって惰眠を貪る。

後は渓谷を流れる水のせせらぎを聞きながらの下山でした。
アケボノソウは何時頃咲くのでしょうかね?楽しみです。

記録:
川久保9:40~尾根登山口9:45~釈迦岳11:00~ポンポン山11:22、
13:15~花壇13:31(アケボノソウ)~尾根コース登山口14:12~川久保14:18
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春山  北ア剣岳・チンネ 北条・新村ルート

      (諦めた源治郎尾根~チンネ継続登攀)

日程:2006.5.1夜~5.5 
参加者:NanohaBab、Akkin、Gramps       

今年の「ぽっぽ春山」は
北鎌尾根、月山、ジャパンオートルート、白山、立山と分散山行になりました。

当初の予定は源治郎~チンネ計画でしたが、
富山県警の指導で源次郎はとりやめチンネ1本に絞りました。

剣は小窓尾根縦走以来の10年ぶり、
チンネは剣尾根~左稜線登攀以来の15年ぶりで懐かしさで一杯です。
今年は雪が本当に多い。


5月1~2日:雨→雪
夜行急行「きたぐに」にて富山に。
車内は後半連休1日前のためかゆったりしている。

富山に着いた頃には雨も本降りで諦めムードで室堂に向かう。
この時期何度も剣に来ているが雪のトンネルをバスで通るのは初めてである。

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雪の季節。初めてバスでの室堂入り。すごい雪と再認識しました

今年は雪も多く一部の壁は19mもあるそうだ。
思い出に一度見たかったので満足です。

室堂に着いても雨のためモチベーションが上がらない。
元ぽっぽのShibaちゃんも中々出発しない。

彼はオートルートを単独で槍まで向かうとか。

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我々も1時間後にやっと出発。
先ずは御前小屋を目指す。

雷鳥坂ではトレースも消えがち。
ガスの中を適当に進む。小屋で一休みと情報収集。

あるガイド氏「源次郎はとんでもないですよ。ブロック以前の状態ですよ」。
県警「2~3パーティー入ったが皆撤退しましたよ。無理には止めれませんが・・・」

そこまで言われても行くぞという年齢はもう過ぎてしまったのか?弱気な私がそこにいました。

源次郎に行かないのであれば剣沢行きは意味がないという理由で、
ツエルト泊も止めここ御前小屋に泊まる事にしてしまった。(あぁ!宿泊費5000円・・・)。

びしょびしょに濡れたものを乾燥室で乾かす。
Akkin、何故か早速昼ねと決め込む。(山に来たら本当に良く寝る人だ)

大阪23:27→富山4:37,5:45→室堂8:15,9:15~雷鳥沢9:55,10:10~御前小屋12:10

5月3日:晴れ。
明日は4時起床なのに、Akkinは日頃の睡眠不足をここで解消のためか、
昼寝しているのに18時にもう寝るそうだ。

しょうがないので寝ることにする。なが~い夜であった。
昨日と変わってど快晴。別山尾根から剣岳に向かう。

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剣岳への道(別山尾根)

なぜか剣に向かうパーティーは我われだけである。
トレースも殆どなく歩いていても気持が良い。

やがて前方・一服剣の登りに3人パーティーが見える。
剣沢方面から来たようだ。

彼らに平蔵のコルで追いつく。
東海大学山岳部だそうだ。

剣沢は彼らの雪洞ともう一張りのテントだけだそうだ。
剣岳山頂には9時20分に到着。祠は全然見えない。

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剣岳山頂にて(Akkin、NanohaBab、Gramps

今年は雪が多いんだなあ。
学生さん達はここから引き返すそうだ。

もうここからは今日の幕営地・池の谷乗っ越しは直ぐということで30分間、
山頂からの景色をたっぷりと堪能。

最初の急な下りは
ノーロープで降りるつもりであったが雪も多く潰れたら危ないということで使用する。

最初にAkkin、続いてBab、最後にGramps。
降りて次の登りは巻いて行けそうであったが亀裂が入っておるので、
ここもロープを出して岩稜を直登&トラバース。

ロープを出したことにより思わぬ時間を食ってしまった。
安全第一のためには仕方がないか?

源次郎尾根を振り返って見ると何人かが登っているではないか。
一瞬行かなかったことが悔やまれたが、まあしょうがない。

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雪洞つくり(1)

池の谷乗っ越しには13時着。早いので雪洞を掘ることにする。
雪が柔らかい。2時間かかり完成。

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雪洞つくり(2)

今回は軽量化のためアルコールもなし。
アルコールがないとやることないと言って今日もAkkinは7時に寝るとか?

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ほっと一息(雪洞にて)

お二人さんの寝息の中で
私はラジオ深夜便をイヤーフォーンで聞きながら長い夜を過ごす。
(良く寝、そしていまだに成長しているAkkin)

起床4:00、出発5:30~剣岳山頂9:20,9:45~池ノ谷乗越13:00

5月4日:晴れ
急峻且つ長い池ノ谷ガリーを降りて三の窓に行くのであるが、
積雪も多く今日のガリーは蒼い氷も出ていなく緊張もなしに楽に降りれた。

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池ノ谷ガリー

三の窓は2張りのテントだけであった。

今日登る北条・新村ルート
無雪期も登ってないのでオンサイトトライ?である。

無雪期トライ無しでの積雪期のルートを初トライするのは面白い。
多くの所をこんなスタイルで登ってきた。

先ずは雪壁の右をWアックスで20m程登り左にトラバースし取り付きに。
ここでロープを結び1ピッチ目に入る。

1P目:右上に雪と氷の着いた凹角状をアックスとアイゼンの爪で登って行く。

先ずフレンズをかまし、次は短めのアイススクリューを打ち込、
次にウォートホッグを打ちながら高度を稼いでいく。

氷が効くところと効かない所がありビビリながらの斜め登攀である。
40m位でピッチを切る。

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2P目:右のカンテ横にビレーを取ってから
ふと前を見ると凹状の左にもビレー点があり、
そこからのほうが次のピッチが登り易いのでそちらに移動してもらう。

隣の中央チムニーを登っているパーティーが見え隠れしている。
出だしからいきなり厳しいのぼりを強いられる。

「スクリューを打ったら」の助言で打ったものの通過後に抜けてしまいドッキリである。
10m程登りクラックは細くなり行き詰まる。

腐ったシュリンゲの助けを借りて右のカンテに道を求めて行く。
10m程でこのルートの核心部らしいところに到着。

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3P目:4級A0のこのピッチ。
迷わずにA0でスタートするも傾斜はきつい。

普通これはA1かなと思われる。
核心部にぶら下がっているお助けシュリンゲは切れていて風に揺られている。

後続のためにシュリンゲを結んで登る。
このシュリンゲを使ってくれたのかな?

雪壁に出たところで「後15m」のコール。
雪壁の向こうの岩まで伸ばせるか微妙だがトライしてみる。

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果たして3分の2くらいでロープ一杯になってしまった。
途中のハイマツにビレー点を求めたがなく、

さりとて雪壁は柔らかくビレーには耐えられそうもない。
仕方がないので雪壁の最下部までクライムダウンをする。

そこはそこそこ硬いので
スクリュー、ウォートホッグ2本、バイル、ピッケルを使ってビレーポイントをつくり確保にはいる。

4P目:雪壁を二人にリードしてもらいピナクルまで登ってもらう。

ピナクルまで傾斜はゆるいとはいえ途中ランニングビレーなし。
落ちたら4点ビレーで止めれるのか不安がよぎる。

と救助ヘリが飛来。
最初救助隊員がワイヤーで降りた後、ヘリは一度大きく旋回してきて救助隊員の指示で着地。

誰か怪我をしたようだ
(後で分かったことだが京都のガイドMさんが墜落骨折。
剣登山に来たM夫妻の県警への無線連絡でヘリ救助が出来たのだ)。

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5P目:中央チムニー登攀の新潟CCの二人が先行。
ビレー点に到着してみると彼らは真っ直ぐ登りすぎているのでは?

で我われは少し登り直ぐに右へトラバースして右上してみる。

細いバンドと不安定な雪は慎重なアックス動作を求められる。
滑ったり、崩れたりすれば一巻の終わりである。

バンドを突き進んでいくと行き止りになる。
上を見るとハーケンが3本左上気味にある。がそれはルートらしくない。

よくよく見ると今登ってきたバンドの3m位下から直上した微かなクラックらしきものが見える。

ここからノービレーでこのバンドを降りるのは恐いので
先ほどの3本有ったハーケンの最上部まで登りクリップして

バンドまでクライムダウンしてからバンドを振り子トラバースのように下りる。

クラックらしい所を登り返す。
ここも結構、緊張できたクライミングが出来満足。

フォローのAkkinにぶら下がってもらい振り子のヌンチャクを回収してもらう

6P目:3人がビレー点に集合は無理。
B面さんに少し下で自己ビレーを取ってもらう。

右上気味にアックスを使って10m程登ると、
下から二人の声「止まれる?」「ロープが岩にひっかかってしまった」

50cmほど登って安定した所で自己ビレーを取る。
どうやら束ねたロープを解すための作業中にロープを落としたらしい、

そのロープが下のどこかに引っかかって回収不能になったようだ。

BabさんのビレーでAkkinが降りたがロープが足らず回収できず。
登り返して今度は別のロープでBabさんが降り下向きになっているハーケンに引っかかっていたロープを回収。

1時間ほどのロス。
一度ミスを犯すと大きなロスタイムになる。

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ここからは真っ直ぐに凹角をアックス、クランポンの爪を立てて7~8m登って頂上に到着。

この後は雪壁をクライムダウンして池ノ谷ガリーに出るのであるが
中ほどからは安全のため懸垂下降で下りる。

(これくらいはフリーで降りれないといけないかな?)。
ガリーを登り返し幕営地に帰還。

起床4:00出発5:45~三の窓7:15登攀開始7:45~登攀終了16:00~池ノ谷乗越18:00就寝22:00

5月5日:晴れ。

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本峰経由で早月尾根を下りる。
いつも感じるこの下り、ホンマに長い。

それでも最後に素晴らしいイワウチワ、カタクリの群生に迎えられこの山行も無事終了。

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下りの早月尾根から見た小窓尾根

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早月小屋前で

起床4:00出発6:15~本峰7:10~早月小屋9:30、9:55~馬場島12:50→アルプス温泉14:00、15:30→富山16:05、16:30→大山崎22:00→自宅22:30