大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

雪彦山・地蔵東稜・すべり台~地蔵正面・凹角~紅菱会ルート~地蔵の頭、
        地蔵正面・上昇気流、加古川ルート


期間:2005.09.28~29

9月の2回の連休は明星山、唐沢岳・幕岩の計画がいずれも行けなくなり、それではと天気の良い日を狙って近場の雪彦山に出かけることになる。


今朝は前夜からの雨もまだ降っていたが兵庫県中北部は降っていないと確信して出かける。地元の人にお聞きしたらやっぱり降っていなかった。これで岩も濡れていないので心配せずに登れる。

9月28日(水)

地蔵東稜・すべり台~地蔵正面・凹角~紅菱会ルート~地蔵の頭
阪急高槻7:00→雪彦到着9:30、東屋10:10~東稜取付10:30、登攀開始11:00~登攀終了14:10


今回はまだ登っていなかったルート・凹角にトライしてみる。このルートはぐずの会のYm本先生が登っているのを見ていつかは登ってみたいと思いつつ20年も過ぎてしまっていた。

兵庫S労山のトレトレさん、Gk僚のNk岡君からもお薦めルートと先日聞かされその気になったルートでもある。


1P目
トップ:Gramps:取り付きから斜め右上して行く。伸びきったシューズの中で足がすべる。良く活躍してくれたシューズだがいよいよ買い替え時期か?
ピンがなくちょっとビビリが入る。途中で一ヶ所エイリアンをかます。


2P目
トップ:NanohaBab:すべり台へは通常直登して枯れ木よりトラバースするとトポにあるが構わずに右上して取り付きに向かう。やはりピンが少なく気色が悪い。

3P目:
Gramps:すべり台:A0のところをフリーでトライするものびのびシューズでは厳しかった。
一ヶ所ワンテンしてしまった。次回はしっかりしたシューズでノーテンションで登りきってみたい。


次はコンテでブッシュの中を踏み跡を辿り東稜の「馬の背」取り付きまで行きここより右下にまわりこみ凹角下へ。
ここから凹角取り付きまでは15mくらい3級の登り。安全のためロープがほしいところだ。


4P目:
Gramps:凹角:無理を言ってトップを貰う。10mくらいの凹角にペツルボルトが2つある。
初めてのトライでわくわくする。突き当りを右にトラバースしてビレー。
このトラバースのところ一直線に100m真下が見え高度感抜群なところである。

大台が原の「サマーコレクション」8P目?も同じように高度感のあり素晴らしかった。
そう言えば初めて登った穂高の屏風岩東稜もそして奥鐘西壁の16p目の高度感も忘れられない。


5P目:
NanohaBab:ちょっといやらしいバンドをトラバースして紅菱会ルートに合流。はたしてトラバースしていったら行けるのか分からないので不安であったがなんとか行けました。

6P目:
Gramps:紅菱会ルートを辿って地蔵の頭に。
今日は特に理由はないが途中では飲まず喰わずでもいけるかどうか試しに登ってみた。

そんな訳か頂きでの飲み物、食事そして元Ty中労山で、今は信州にいるSyo司さんの作った巨峰の「巨ん太くん」の美味しかったこと。ありがとうございました。


秋晴れの下、初トライルートの登攀は適度な興奮があり楽しかったです。Babさん、いいとこ取りばかりさせてもらってありがとう!

9月29日:
地蔵正面・上昇気流、加古川ルート(フリー)
登攀開始9:00~終了14:10。東屋16:40→阪急高槻19:10


朝から秋晴れの気持ちの良い天気。
上昇気流:昨年核心部で不覚のスリップでオンサイトを逃す。今日はBabさんにトライしてもらう。

1P目(10b):
トップ:NanohaBab:逆層でいやらしい40mでビレー。

2P目(10b):
Gramps:引き続き核心部まで伸ばす。

3P目(11a):
NanohaBab:順調に登っていく。核心部の核心でホールド分からずテンション。
惜しかった。このピッチをワンテンで抜ける。

前回私もワンテンだったので降りてきて貰ってトライしてみる。ホールド、スタンスは全く覚えていないので初見と同じだ。
今日はシューズも履き替えているので登れなくとも靴の所為にはできない。今回はレッドポイント目指して必死に登る。正しいホールドを掴んで登っているのか怪しい。そのせいか登れはしたが指は痛いし腕もパンプしてしまった。


4P目:
NanohaBab:少し左にトラバース後直上してビレー。トポと少し感覚が違うようだ。

5P目:
Gramps:どんどん左上して地蔵の頭でビレー。左上トラバースはちょっといやらしい。その分楽しめるピッチか?

加古川ルート(フリー):
詳細トポもなしで適当にトライする。このルートは20年ぶりでどこをどう登ったかは記憶にない。当時A0、A1で登ったルートをフリーでトライしてみる。

1P目:
Bab:全般的に外傾している。昨年フリールート「加古川・紅菱会ルート」でこのピッチを登っているがセカンドで登って見ると結構厳しく感じる。

途中少し左右に分かれるが右を選ぶ。最後のビレー点は3m程右の「セッピコルネッサンス」のビレー点が正解か?


2P目:
Gramps:少し右にトラバースをしてからクラックを登る。
クラックと言っても始めはやや右側を登る。20mくらいで中央バンドに到着。

これより先がクラックを登るのかそれともその右のフェースを登るのか迷う。
A0かA1で登られていたところをフリーで登るのは恐い。
ホールドもスタンスも安定していない上になにせボロリングボルトかハーケンだから落ちたら恐い。

出てくるリングは全てヌンチャクをかけないと恐くて登れない。
ここから登るにしても残り6セットしかヌンチャクはない。ビレー点もどこにあるか定かでない。

今日はフリーのつもりできたのでいろんなガチャは全て置いて来てしまっている。ビレー点も作れない。ということでここ・中央バンドにビレー点があるのでとりあえず確保して登って来てもらう。


3P目:
Gram:このピッチトップを譲り合って結局私めになる。
どこを登ったら良いのか分からず。先ずクラックを考えたが出だしはピンが上過ぎて恐くて思い切りができずフリーでは登れない。

ということで右のフェースを求めてトライする(実は加古川ルートはこれだった)。登り始めは右上に伸びているフレークをつかんで快適に登る。

勿論恐いのでA1のリングに全てヌンチャクを掛けていく。フレークが終わった頃から垂壁の細かいホールドスタンスに変わる。

指先が痛い。スタンスも良いのがない。下から「ヌンチャク掛けすぎとちゃう?」の声。
分かっているけど恐い。しかしもしかしたら足らなくなるでは?30m登った頃ヌンチャクが残り4セットになる。

ヌンチャクを掛けたらクライムダウンできそうなところは降りて2本下のを外し、はずし登る。直登が行き詰まった頃、ヌンチャクも後2セットしか残っていない。

右上方を見るとペツルボルト(ルネッサンスのものか?)があったので右上に活路を見出し、ランアウトしてしまうがそのペツルを目指す。

そのボルトにクリップして、あ~ぁ!これで「セッピコルネッサンス」オンサイト狙いはなくなってしまったと思いながら次のペツルボルト目指して登る。

ペツルにクリップしてクライムダウンて一つ手前のヌンチャクを回収し次を目指す。次のボルトにクリップしてハング上を見たらビレーポイントが見える。

なんとそれは「ルネッサンス」ではなく先ほど登った「上昇気流」ではないか。ハングを左にトラバースして乗っ越しビレー点に。「ルネッサンス」は触ってなかったんだ。良かった。

それにしてもこのピッチ45mくらいかな?長い素晴らしいフリールートになりそう。重荷を背負ったBabさんはA0をまじえて登ってきてくれた。


4P目:
Bab:そのまま頭目指して25mくらい伸ばし終了。

秋を感じさす日差しの下でお菓子を食べながら渇ききった喉をうるおす。澄みきった空、幾重にも折り重なった山々が今日一日の充実感を与えてくれる。

昨日、今日とはじめてのルートにトライ。やはり始めてのルートにトライするのは興奮を呼び楽しくも面白い。クライミングをいつまでも続けたいと思う。

今月の連休は信州の山に行けなかったが充実した山行ができた。

大阪→雪彦山=122km、高速代=2000円(片道)

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雪彦山・三峰東稜~地蔵東稜~地蔵正面右カンテ、
       友人登路~不行岳弓形クラック右~不行岳~大天井岳



期間:2005.09.02夜~04            大阪ぽっぽ会 Gramps

中級登山学校に参加。

9月3日

三峰東稜~地蔵東稜~地蔵正面右カンテ。

1時到着、4時間の仮眠で5時起床、6時出発。
生徒はA木Ta君。生徒で一番若い。弱冠22歳。

今日の課題は「長いルートを早く登る」と言っても生徒に「早く登れ」は難しいところもあり、
いける所までやってみることにする。

予定の「友人登路ルート」は既に2パーティーが取り付いている。

諦めて三峰正面東稜に移動。
このルートは久し振りのトライである。

アイゼントレ以来か。6時40分スタート。

最初のピッチは意外と難しい。A0を一回やってしまった。終了は9時30分。

後続パーティーを待ちながら不行岳の取り付き偵察、行動食を食べたりして待っていたが来ない。
そのうちAo木・Sa藤パーティーが現れたので一緒に懸垂で降りることにする。

次のルートの地蔵東稜の3ピッチ目はクラックの手前でピッチを切らずに上まで繋ぐ。

最終ピッチもフェースは登っていたので割愛してクラック(凹角)を登る。

なんとびっくり地蔵の頭に(こうもり谷を愛する会・代表の)U津さんが休憩していた。

しばし歓談をして下山道を下り廻り込んで地蔵正面の取り付きに。

ここは右カンテを登る。

最初の出だしは最近できたフリールート「上昇気流」と同じである。
フリーで登ると手ごたえがある。

Ta君もフリーで来たようだ。中々なもんだ。
今回は蜂に悩まされた。特にTa君は大変であった。

私も鼻にとまられ久し振りの蜂の歓迎を受ける。
13時30分終了。7時間の登攀。

1リットルの飲料水では足らず山頂で皆さんに少し恵んでもらう。
それでも喉の渇きが治まらないので急いで下山。

途中虹の滝の冷たい水で頭,顔を洗う。

Ta君は飲んだが胃腸の弱い私はうがいで済ます。

公民館には14時45分到着。早速水分補給。
集合時間17時にSunny・Ho多パーティーが30分ほど遅れる。

今日の夕食は水炊き。

9月4日

友人登路~不行岳弓形クラック右~不行岳~大天井岳~出雲岩経由~公民館

今日は昨夜入山したOs内君とTa君の3人パーティー。

昨日登れなかった友人登路を登ることにして6時に出発。
昨夜Ok田パーティーがそのルートを登ると言っていたので交渉してほぼ譲ってもらうことになった。

出発間際にOk田パーティーは「1時間前に出たよ」の声にやられた、
と同時に早く出発して渋滞しないように気を使ってくれたんだなとも思いながら取り付きに向かう。

取り付き点につくとなんとOk田パーティーがまだ取り付いていないではないか
その上ルートも私がお願いした姫山ルートに取り付こうとしている。

一瞬でも彼を疑った自分が恥かしかった。
彼らは道を間違えて到着が遅れたそうだ。

さて登ろうとしたらもよおして来てちょっとロス。
左となりのIn上パーティーが友人登路右を登るとかで既に取り付いている。

1P目はアブミのかけかえであるが比較的遠い。
終了点はトポの通りだと潅木しかない。

そこまで行ってビレーに使用としたが心もとない。
2本の木を使って補強する。ビレー点は3mくらい下にあった。

2P目はIn上パーティーが塞いでおり登れず待機。
彼はランペの上まで行ってビレーしていたので
こちらは途中の25mくらい登ったところの大木でビレーする。

3P目は彼らの後を追いつつランペを登って、
ビレーしているところを通過し、
右に折れ10m程右上して再び左上してから10m程登りビレー。

ザイルがジグザグになったため重い。

4P目In上Pに先を譲ってもらい先行。
このピッチは姫山ルートと同じルートで昔何度も登ったピッチである。

記憶はいい加減なものであることを思い知らされる。
15mも登れば終了点と思っていたがこれが長かったこと。

30mはあったか。ヌンチャクも少ししか持って登らなかったので冷や汗をかく。
2回目の被ったところで1回A0をしてしまった。

友人登路を終了して、今度は不行岳の弓形ルートへ。

登る前に小休止と水補給する。
ただ今の時間は10時40分。何とか登れるかな?

5m程登った桧の大木のところがビレー点。

1P目クラックを利用して30mくらい登る。
途中一箇所と終了点の被ったところで少しパワーを使う。

Os内、Ta両君は力登りを始終したためつかれたようだ。

2P目目星をつけて適当に右上してみる。
途中に一つリングあり。

少し直上して右上か、最初から右上か迷ったがこれが正解であった。
この勘が当たったと思った一瞬が満足の瞬間である。

少し回り込んだところのテラスに目新しいリングボルトが3個打ってあった。ここでビレー。

3P目とにかく先ほどのピッチと同じでピンが見あたらない。

ここも少し上がって左のカンテを登るのだと目星を立てて登りはじめる。
小枝にスリングを巻いてランニングビレー。

ふと右を見ると15m程先にリングボルトが1つ見える。

迷った末右にトラバースしてみる。
草つきのトラバースは慎重を要する。

20m程トラバースして草付き、ブッシュの中で頼りない木でビレー。
両君ともこのような草つきは初めてのようでビビリが入りなかなか来てくれない。

雨がぽつぽつしだし気をもむ。
やはりはじめに目星を立てた左からカンテを登るのが正しいようだ(次回トライしてみよう)。

ここから草付きを直上した後
左上して左のカンテに向かう。

そこにはビレー点があった。
ここでビレーをすべきであったがランニングビレーを長く伸ばして更に右上5m。

潅木でビレー。ロープが左、右と折れ曲がっているので重いこと、おもいこと。
やっとのことで終了。

ロープを解いて不行岳の山頂に。
集合時間と雨が気になるため水分補給をして直ぐ大天井岳に向かう。

一旦コルに降りて登り返し。
3m程の岩場はA0で乗り越え5分くらいで山頂に。

2時8分、握手をして水分補給後直ぐに下山開始。

出雲岩経由の登山道をみんなの待っている公民館に急行。

14時50分公民館に到着。山頂から42分で降りれた。
反省会をして雪彦温泉で汗を流す。

露天風呂に入っていたら大粒な雨が降ってきた。

登攀中は雨にも遭わずなんとラッキーであったことか。
入浴後はいつものようにビールで乾杯!

Os山内君は難度ばかり求めないで着実に技術を身に付けてください。

Ta君の安全意識は立派でした。

慣れてきた頃に忘れがちになるので気をつけてください(自分自身の戒めにも)。

Os内君、Ta君、満足してくれましたか? 
お二人とも若いからこれからもパワフルに楽しくそして安全に登ってください。