大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

Kits君の北岳

参加者:Kits、Sunny、A山、U田、Ku田、K林、NanohaBab 、Gramps(以上ぽっぽ会)
     O重(このはな)、In上(豊中)

2005年8月12日(金 
22時、豊中のIn上さんの軽自動車にて大阪駅前を出発。(In上・K端・K山)

8月13日(土
早朝、芦安の駐車場着。
仮眠無しでそのまま朝一番のバスで広河原、そこから大樺沢沿いの登山道を登って2時間ほどで二股着。

睡眠ゼロでの登りはつらい。
二股でIn上さんは御池小屋へ、僕とK端さんは明日の登攀のため取り付きまで偵察に行くことに。

登攀道具以外は二股にデポして取り付きへ向かう。
しばらくそのまま登山道を登りそこから別れて取り付きへ至る目標のC沢を見つけ、

急登20分程で取り付きの下部岩壁着。
他に2パーティが同じように(空身で)偵察に来ていました。

僕らは「持ってきた登攀具をデポして・・・」などと話していると、
「持ってきたらよかった!・・」と他のパーティ残念しきり。

ビニール袋に包んで岩影にデポ後、
二股まで下り、荷物をまとめて御池小屋ベースへ。

テント張ってひと休みしていると、
今日4尾根を登っていたメンバー(Gramps・Nanobabab・Ku田・U田・K林・O重・A山)が下山してきました。

早々に夕食を済ませ18時過ぎ就寝。

8月14日(日
2時起きで3時に出発。(K山・K端/In上・Ku田・O重/A山・U田・K林)

Grampsさんは昨日の落石で指先を痛め、
今日の登攀はやめて1日早く鳳凰三山の縦走に向かうことに。

4時半頃取り付き着。

Kits・Sunnyはピラミッドフェース~4尾根の予定。

ルートが分かづらい所や濡れている部分もあり、ルートを探りながらつるべで登攀。
残置支点も少なくフリーではかなり厳しく感じる部分も多い。

なんとかフリーで登りきり、10ピッチほどをこなして4尾根に合流。
本来4尾根の3ピッチ目付近に出るところ、

トラバースして2ピッチ目に出て、
そこから「東京雲稜会」のパーティとお隣さんになったりしながら4尾根を7ピッチで終了点に14時頃着。

本日計17ピッチ。

15分ほどお花畑の中を登って縦走路に出る。
そこから数分の頂上へ着いた頃から雨が降り出し、ベースまでの2時間弱ずっと雨。

17時頃ベース着。ここ数週間の寝不足&トレ不足での14時間行動は疲れました。
ベースに着いた頃に雨が上がる。

夕食後、翌日はとりあえず4時起きで様子見ることにして19~20時頃就寝。

8月15日(月)
満天の星空の中、In上・Kits・Sunnyの3人で出発。

遅めに出発したので今日のルートは中間部をショートカットできるDガリー奥壁にする。

取り付きに着くも登っているクライマーの姿はどこにも無く、今日はバットレス貸しきりか?。
下部岩壁はDガリー大滝をK山リードでザイル目一杯50メートル1ピッチで緩傾斜へ出る。

そこからDガリーを150~200mほどを落石に気を使いながらコンテで登る。

コンテで・・と言っても3級~くらいはありそうな部分も多い。
(あとから来たパーティはスタカットで登ってきた)

Dガリー奥壁取り付きの顕著な3段ハングが現れハング下のテラスでひと休みして、
ここからもKitsリードでDガリー奥壁ルートスタート。

いきなりフリーでの3段ハング越しが厳しく、荷物を下ろしてトライ。
まるでゲレンデでのハング越しルートのよう。

3段ハングをフリーで登りきったら今度はツルツルのスラブに走るフィストサイズのクラックを手足ジャムで登る。

残置支点はほとんど無く、
クラックが広いので持ってきたカムもほとんど使えないままビレーポイントへ。

そこからも支点の少ないツルツルスラブ地獄が2ピッチほど続き、
結構恐ろしい思いをしながら

オフウィドゥス(狭いチムニー)から最終ピッチのバックアンドフットのチムニーを登り12時終了。

終了直後から雨が降り出す。
肩の小屋でカップヌードルをかき込み(うまかった)ベースへ下る。

ベースの東京雲稜会のテントに、あのM・Hさんが。

◆8月16日(火)
6時起き、ベース撤収、9時頃には広河原山荘で生ビールで乾杯。

10時半のバスで芦安の駐車場へ。
人間と荷物で隙間なくパンパンになった軽自動車は近くの金山沢の温泉へ。

東京雲稜会のメンバーと一緒になり、
露天風呂でM・Nさんたちと話し、風呂を上がればO重さん・Sunnyさんがヘルメットにサインをしてもらったり一緒に写真を撮ったり名刺を戴いたり・・・。

話好きで気さくな、とってもいいおじさんでした。
あとはたいした渋滞も無い高速を走り、21時頃大阪着。

北岳バットレスは初級者向き・・などと紹介されてますが、
4尾根以外のルートは、荷物担いで完全にフリーでリードするのは結構シビアで、

グレードよりもかなり辛い(からい)と感じる部分も多いと思いました。

でも、やっぱりホンチャン山行も、バットレスのようなオールフリールートがいいです。
トレ不足のうえに数週間の寝不足で行ったので、かなり疲れました。

Kits
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  南ア・北岳バットレス~鳳凰三山       

期間:2005.08.11~
参加者:NanohaBab、Kuri、Seiko、kobayashi、Kits、Gramps(Sunny、Inoue、Oshige、B面)
        鳳凰三山縦走は:Bab、Grampsのみ       

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鳳凰三山の高嶺手前から見た北岳
9年経った2014年、なぜか北岳バットレスの写真が見つからない

8月11日(木)晴れ
京都よりBabさんと昼バスで出発。甲府でOshigeさん、Kuriさんと合流。

東京からのKuriさん、仕事の都合で0時到着。なんと甲府で7時間も待ってくれていた。
Kuri号で芦安村営駐車場へは1時30分到着。
4時半まで仮眠するも蚊に悩まされ安眠できず。

8月12日(金)雨のち曇り時々雨
 
雷を伴う雨の中5時10分の一番バスで広河原に向かう。
今日は白根御池小屋キャンプサイトまでなので広河原でゆっくりする。

甲府駅前の山交百貨店食品売り場で貰った「ほうとううどん」を湯掻いて朝食とする。
食べ過ぎた。

今にも降りそうな曇り空の下、
生もの一杯のザックで急登はしんどいが2時間半くらいで小屋に到着。

11年振りである。小屋はただ今新築中。
間もなくしてB面さんも入山してきた。

設営後取り付きも忘れているのでKuriさんと偵察に出かける。
また雨が降り出す。明日は雨かなあ?

夕方汗びっしょり状態でSeiko、Kobayashi君が入山してきた。
これで前半組の7名が揃った。

8月13日(土)曇り一時雨
2時起床。
Kobayasi、Seikoの二人が出発時間に少し遅れたため出発は3時過ぎとなる。

今日は天気も良くないので全員で四尾根を登ることにする。

昨日偵察して確信していた取り付きへの尾根はC沢ではなくB沢であった。
bガリー大滝は初めてなのでここでも良いかとなり登りはじめる。

パーティ-編成はKuri・Osige、Seiko・Kobayashi、Bab・B面・Grampsで新人のSeiko・Kobayashiを真中に入れての3pに編成。

我パーティーはB面・Babが交代でリード。
新人のSeiko・Kobayashiがツルベで登り切ることを今回の課題にする。

bガリーで待機中に右人差し指先に落石を避けきれずに受けてしまった。
四尾根はつまらないと思っていたが久し振りに登って見て楽しかった。

セカンドの気楽さからか途中から手袋嵌めて登ったり、
細かいところをトライしたりとそれなりに楽しみました。

終了点間近でKobayashi・Seikoパーティーが雨にやられてしまい残念でした。
終了後の山頂までのお花畑は疲れた身体を癒してくれました。

本ちゃん初めて、そしてツルベで登り通した2人にとって、
bガリーからトラバースそして四尾根登攀はどんな印象が残ったことでしょうか?

アルパインで一番難しいといわれているルートファインディングと
ピッチとピッチの繋ぎ目の時間ロスをいかに少なくするが今後の課題でしょう。

帰幕したらKits、Sunny、Inoueの3人も入山していた。
明日のパーティー編成が難しい。

8月14日(日)晴れ後雨
 
昨日の落石を受けた指が思わしくないので本日は休養日とする。
幸いB面さんがSeiko、Kobayashi君と組んでくれたので助かりました。

お昼頃までトカゲをしたりテントや寝袋を干したりとゆっくりすごす。
無線も通じ全員ほぼ登れたのを確認して広河原に下る。

幕営して外で食事の用意を始めた途端に曇ってきて即雨が降り出した。
今少し出発が遅れていたら雨に遭っていたことでしょう。

間一髪セーフ!バットレス隊はどうだったかな?早出早着は基本。
明日もきっとこのパターンなるでしょう!もう少し早まるだろうか?

8月15日(月)晴れ後雨  (鳳凰三山)
3時起床、5時出発。
昨日の雨は夜半から上がっている。快晴である。

今日から鳳凰三山の縦走である。
登攀具を持っての縦走はきついがこれも訓練。

白鳳峠に向けて樹林帯をひたすら登り、西大台のような苔むした一帯を過ぎる。
シラビソ林を抜けた途端辺りは大きく開け付近一帯石野原(ゴーロ)?とハイマツ帯に代わる(7:20)。

後ろを振り向けば、谷を隔てて昨日まで居た御池小屋が北岳の中腹に見える。
残念ながらバットレスから山頂付近は流れ来る雲で隠れて見えない。

少し登って振り返って見ると、緑の稜線が両方から山頂に逆扇形に突き上げている姿は美しい(7:40)。

8:35:峠より樹林帯を抜けたところで見た北岳は雲も取れ素晴らしく、くっきり綺麗に見える。
休憩を取ってしばし見惚れる。

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北岳をバックに(高嶺2778mより)

9:50:ちょっとした岩場を登り終えると高嶺(2778m)の山頂に到着。
風はあるが天気もよく四周がバッチリ見える。

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快晴です

甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳、
その背後には富士山と思わず50分も長居をしてしまった。

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秀麗な富士山。くっきり見えました。

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ほんとうに素晴らしい天気です。

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オベリスク遠望         10:45

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11:30:地蔵岳に到着。
あれだけはっきり見えていたオベリスクも下から湧き上がってきたガスに包まれ見えなくなってしまった。

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ガスが湧き上がってきています。

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地蔵岳のお地蔵さん群
すごい数でした。

ここからは下って鳳凰小屋に向かう。
小屋少し手前でぽつぽつし始めた。

小屋に着いた途端土砂降りとなる。
今日もまたまたラッキーであった(12:45)。

予想した通り昨日より早く降り出した。
少し待ったら止んだのでテント設営。

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今日の幕営場所。
静かなところです。

このテンバは谷間の緑の中のこじんまりとした素敵なところである。
6時よりお花の勉強会をしてくれた。
夜再び雨。

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8月16日(月)晴れすぐにガス縦走後晴れ後雨)
起床3:00出発4:40。今日も良いことがありました。
1時半ころから雨もあがり星も出ていた。

5時出発の予定であったが明るいので早めに出る。
小屋より観音岳直登ルートを取る。

朝一番の急登はきついのでゆっくり登る。
シラビソ林からブナ林に変わって直ぐに地蔵岳からの稜線にでる。

そこは広い台地状ある。
出た瞬間に北岳が見えた。

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北岳にレンズ雲がかかりました。      5:55

真っ青な雲を背景に北岳の上に大きなレンズ雲が2つ形良く浮かんでいる。
急いでカメラを出してシャッターを切る。

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にわかに地蔵岳方面よりガスが沸き起こり瞬く間に一帯は霧の中。
この間たった10分(その後一日中ガスの中となる)

予定より20分早く出たのが良かった。
素晴らしい北岳の雄姿を望め、なんとラッキーなことか。

観音岳手前で薄日が射してきた。
見えましたブロッケン!

これで4回目の経験とはじめて写真に取れました。

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ブロッケン現象

観音岳山頂もガスの中。
晴れていたらなんと素晴らしい稜線漫歩ができているのになあと思いつつ薬師岳に向かう。

まあしょうがないか、昨日満喫したのだから・・。

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観音岳にて 2840m 6:40

薬師岳では風の中、霧が晴れるのを待つこと50分。
霧は晴れない。諦めて下山開始。

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薬師岳           2780m 7:50

9:30:南御室小屋に到着。
霧が取れ始め薄明るくなったが引き返すわけには行かない。

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杖立峠への樹林帯の切れ目を通して雲間から南アルプスの山々が時おり顔を出す。
ザックのショルダー紐の調整失敗で肩が痛い。

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夜叉神小屋 

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夜叉神峠         12:30~12:50 
到着して20分。またガスってきました。      

夜叉神峠に着くころには晴れてきたが山はやはりガスが掛かったままだ。
11年前は仙丈岳から縦走して北岳バットレス登攀。

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無事反対側の登山口に到着しました    13:45

今回はバットレス登攀後、
鳳凰三山縦走を楽しむことができました。