大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

救助犬による搬出訓練 比良山・堂満3ルンゼにて 

2003.01.26
大阪労山 大阪ぽっぽ会  Gramps


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生き埋め遭難者製作?開始
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救助犬待機
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埋没者工作中
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救助犬 捜索開始
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遠くで捜索を見守る
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埋没者を発見して休息

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埋没者救出

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助かりました
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埋没者搬送

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トレーナーM川氏の救助犬による救助のお話を聞く

ロッククライミングスクール(RCS)のパイオニア・大阪ぽっぽ会の28年目(2008年)のスクールは10月19日(日)と25日(土)の2回です。詳しくはぽっぽHP又は登山店のチラシをご覧ください。




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北ア・錫杖岳(正月山行)
期間:2003.01.01~03
参加者:K寺、Tuj本、Ok田、Gramps    (Ok田君の山行録一部省略し錫杖のみを編集)

記録:
1月1日:中津高原口=錫上岩舎=BC設営=左上カンテ登攀(3ピッチまで)
1月2日:BC=3ルンゼ登攀(天候の崩れのため、最終ピッチ残して懸垂で撤退)
1月3日: (雪のため下山を早める)BC撤収=下山=温泉宿泊

前半はK寺と2人で笠が岳縦走に行っていた(ここの部分の記録を省略)

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雪の錫杖岳前衛フェース

1月1日:Gramps、Tui本さんと合流する。
腰痛をおしてやってきたGrampsさんも、
新婚はじめての正月をうっちゃらかしてやって来たTuj本さんもいつになくハイテンションだ。

幸い天気もいまのところ小康状態で、
寒波のやってくるのは翌日の午後以降になりそうだと聞いていた。

勝負は今日明日、K寺さんは残念ながらこの日は足の様子をみてテントキーパーしておくと言っていたが、
残る3人は登る気満々で、荷物の重みなんて屁ともせずに岩舎を目指した。

11時頃、順調に岩舎に到着し、K寺さんを残して3人で取り付き目指して出発した。
登攀するのには遅すぎる時間であることはわかっていたが、
とにかく行けるところまで行こうというスタンスである。
 

狙うルートは左方カンテ

初めての錫杖、初めての本格的な冬季登攀、
岩壁が近づくにつれて高まってくる昂揚感が、
取り付きまでラッセルしているときすら身も心も軽くしてくれる。

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クリヤの岩小舎から左方カンテに向かう

笠に向かう途中に見えた錫杖は感動的に綺麗だったが風景に過ぎなかった。
しかし今見えている錫杖はまさに今から登攀する対象であり
、その威容は巨大な重圧感を伴って押し寄せてくるように感じた。

取り付きについた僕達は早速準備をして登攀を開始した。

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左方カンテ1ピッチは雪壁となっている

アイゼン登攀の練習はしていたが、
実際に雪と氷に覆われた岩壁となるとまるで勝手が違う。

アイゼンを置いた足は全然信用できないし、
オーバー手袋をした手でつかむホールドは今にも滑りそうで、
もうなんていうかクライミングのクの字も知らないころに
岩にしがみつくように登っていたころを彷彿させるかのようなパニック状態となっていた。

1ピッチ、2ピッチと進むたびにゼーゼーハーハーと息が切れる。
GrampsさんとTuj本さんに挟んでもらい、もはや思うのは“遅れないように、
足を引っ張らないように”とそんなことばかりであった。

しかし焦れば焦るほどに速度が落ちていくのもまた自然の摂理である。

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O田君の初冬壁での笑顔

2ピッチ目を登り終えたころ、
時間はすでに3時半、Grmpsさんは“もう1ピッチ登ったら真っ暗になるけどどうする?”と僕らに尋ねた。

僕にはこんなへろへろなままで終わってたまるか!という気持ちがあったし、
Tuj本さんは新婚初めての正月をうっちゃらかしてまでやって来てるのだから

という気持ちがあった(かどうかは知らないが)、ともかく僕ら2人は“もう一つ行きたいです。”
と声を合わせて即答していた。

果たして3ピッチ目、登攀中に日は暮れ落ちて、
Tuj本さんがフォローするときにはヘッドランプをつけての登攀となっていた。

3ピッチ目終了、もちろんここでタイムアップ、
僕は結局3ピッチ目もボロボロのヘロヘロで“なんでこんなんなんやろ”

と思いながらも下降の準備に取り掛かった。
真っ暗な岩壁の中をヘッドランプの明かりをたよりに懸垂下降し、

6時30分頃にK寺さんがスープを作って待ってくれているBCへたどり着いた。

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ただいま('08年)2人目の子育て中で山はちょっとお休みのK寺君

3ルンゼ:
1月2日: 翌日はK寺さんも復活し、
GrampsさんとTuj本さん、K寺さんと僕の2パーティーで3ルンゼへと向かった。

K寺さんたちは“雪と氷で様相が全然違うなぁ”と言っていたが、
錫杖初体験の僕には実感できる由もない。

先陣をきったのはK寺さん、1ピッチ目をラッセルしながら登っていく。

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1ピッチ目リードのK寺君

水のしみ込むダブルヤッケをものともせず、
果敢に登っていく後姿が勇ましい。

続く僕も後ろからGrampsさんに写真をとってもらったりしながら追いかけた。

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1ピッチ目フォローのO田君

今日は途中で天気はほぼ間違いなく崩れることが予想されていたために、
気持ちの焦りは昨日の比ではない。

そして焦りが強ければ強いほど体は硬くなり、登りはまずくなる。

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ここは結構立っていて厳しい

下からGrampsさんの声が聞こえる。
“あんまり氷壊さんといてやぁー”と、

本当に心配そうな声色だが、これまた大きなプレッシャーだ。
ああ、分かっちゃいるけど体が言うことを聞いてくれない。

経験不足、練習不足を実感した。

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3ピッチ目リードのK寺君

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2ピッチ目フォローのTu本君

昼を過ぎるころから天気は次第に崩れだし、
最終ピッチの一つ手前を僕が登っているときには雪が頻繁に流れ落ちてくるようになっており、

Grampsさんが“もう下りよう。
Oka田君、そこからロワーダウンで下りておいで。”と声をあげた。

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3ピッチ目リードのGramps

僕は自分でも何を考えていたかよく分からないが、
“体勢がよくないから一旦上に抜けます。”
と分かったような分からないような言い訳をつくろって、

要するにここだけは登らせて欲しいと意思表明した。

もちろん、このような状況下では素直に下りるのが正解のはずだけど、
Grampsさんは“よし分かった。”と一言だけ返して行かせてくれた。

開き直りからか、それまでのパニックがウソのようになくなり、
すごく落ち着いて登ることが出来た。

会心の登りと言ってもいいくらいだ。

後で聞いたらGrampsさんは、
ただ登りたいだけだとは十分理解できていたけど、
登りたいという気持ちに意気を感じて行かせてやることにしたとのことであった。

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3ピッチ目を確保するGramps 

この場所もやがて上からのチリ雪崩で膝から腰まで直ぐに埋まってしまう。
大事には至らなかったが、
やはり撤退の時期が少し遅れた。


こうして結局、3ルンゼもラスト1ピッチを残して撤退したわけだが、
懸垂で下りる途中も雪はどんどんひどくなり、

ともすれば落ちてくる雪に埋没しそうになりながら逃げるようにBCへと戻った。

実はこの日、天気の崩れる前に登ろうと、
ろくろく朝食も取らずに取り付いていたため、

この時分になるとみんなはらぺこで、テントに入った僕達は
Tuj本さんが持ってきてくれたスジ肉1キロをラーメンと一緒に煮込んで食べることにした。

歯ごたえのある肉の塊と油ギッシュなスープにがっつき、
人間も所詮は動物なんだなぁと雪山のなか野生に帰ったかのような気分になった。

夜半、雪の雪崩れる轟音に何度も目を覚まし、
そのたびに身震いしながら朝を迎えた。

予定を一日早めてそのまま下山することは
天候の状況に鑑みて昨夜の内に決めていたので、ゆっくりと起きだし、

のんびり朝食をとって荷物をかたずける。
あとは下山するだけだ。・・・と、このダケが結構曲者だった。

1月3日: テントから出ると景色はまるで変わっており、
広々としていたはずの岩小舎の半分くらいまで雪が入り込んできていた。

そしてもちろんこの雪は入るときは軽快に歩けた下界への道をも深く覆い隠しており、
重い荷物はときに体を腰あたりまで雪の中に沈み込める。

荷物を置いて交代でラッセルしながら、
来るときの倍ほども時間をかけて歩を進める。

11時30分、ようやく登山口に帰り着いてデポしていた荷物を回収し、
翌日の午後の便である帰りのバスまでの一泊を、僕らは再び例の温泉宿で過ごすことに決めた。


おまけ:

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栃尾温泉・民宿(K寺、O田、T本)

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民宿のご主人と

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平湯バスセンター

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平湯バスセンター食堂にて

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雪も相当積もりました