大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

やっとトライできた甲斐駒岳・赤石沢Bフランケ・赤蜘蛛ルート

期間:01.07.19(夜)~01.07.22
パートナー:O橋嬢

15年前('86年)Aフランケ、Bフランケ、奥壁と約1000mの継続登攀にトライしたが
Aフランケを終えてBフランケに取付くところでAフランケの頭にパートナーがザイルを置き忘れ断念。

数年前にはNanohaBabさんと新人だったO橋嬢と3人でこの3つの壁に再びトライしたが
やはりBフランケが登れずに残ってしまった。

と言うことで今回3人でこのBフランケのみを登ろうと言うことになった。
残念ながらBabさんは都合が悪くなり参加できなかった。

7月20日:
黄蓮谷を登るO島・Ko寺パーティーの車に同乗させてもらい2:30に竹宇駒ケ岳神社駐車場に。

仮眠後6:00に彼らと別れて黒戸尾根に向かう。
暑い!それでも樹林帯のため直射日光は避けられ助かる。

5合目に着くころには汗びしょりである。ここからは梯子登りの急登である。
7丈小屋で大休止。

小屋の主人に8合目の水場の状態を聞いたら「雨がずーと降ってないから無いでしょう」の返事でO橋3.5l、Gramps2.5lの水を補給して8合目のベースへ。

ツェルト設営後取り付き偵察に向かう。
以前取り付きまで行ったことがあるのに踏み跡も不明瞭でなかなか辿り着けない。

そういえばこの休みに入った9パーティーは我々を除いてみんなAフランケへ。
Bフランケは余り登られていないのかな?

取り付き点近くまで降りてまあいいっかで引き返してしまった。
これが明日の出遅れの原因になるとは・・・。

7月21日:
4:30出発。昨日の偵察地点から取り付き地点まで1時間も掛かってしまった。

着いてみたらどこがルートなのか分からず右往左往して時間ばかり食ってしまった。

1P目:TOP(T):O橋(O):らしきところをトライするも全然登れず。

1P:T:Gramps:Grampsと交替して同じところをトライしてみるも
これはルートじゃないと判断して別のところをトライしてみる。

草付で岩の部分にはいかにも滑りそうな小石が一杯あり、
しかもピンの無いところを慎重に登る。

30m位登ったところで先にビレー点を発見してほっとする。

2P:T:O→Gramps:垂直に3mほどクラックが走っているがピンが無い。
O橋エイリアンを使いたいが決まりそうも無い。

なんだかんだとトライしたが登れないと言うことで交代。

1つ目のエイリアンが決まり、それにあぶみを掛け乗込み
2つ目のエイリアンを付けようとするも上手く掛からない。

なんとかセットしあぶみを掛けそっと乗ってみたがやはり外れてしまった。
フリーで登るしかないと意を決してトライ。

3メートル上のボルトまで何とか到達。
後は3段ハングをあぶみで乗越してフェースの不安定なところでビレー。

3P:T:O:2メートルほどフェースを登って、
あぶみで左に巻いていやな草付をトラバース。

その後2メートル登ったところでビレー。

4P:T:Gramps:上の潅木を目指して草付と岩のミックスを登る。
ランニングビレーが殆ど取れずいやらしい。

5P:T:O:更に草付を15メートルほど登って壁沿いに10メートル程進んでビレー。
途中で不安定なやばいところもあった。

6P:T:O:尚も壁沿いに岩か草付かわからない所を15メートルほど登ってビレー。

7P:T:O:出だしフリーで少し登ってまた人工へ。
途中でフリーが入る。

草付から解放され岩壁を登っていると感じながらセカンドでスピードを上げる。

8P:T:Gramps:垂壁からまた草付の壁。
ランナーが取れず苦しい。

最後は大きな木にランニングを取ってアブミで乗り越す。
右手が痛いため苦しかった。

9P:T:O:左上する細いクラック。
難しそう。

ピンが全く無い五メートル登ってとてもこれ以上登れそうにもないので左の潅木にトラバースして助けを求める。
そのトラバースが又またいやらしい。

ここまでノービレー落ちたらどないなることやら。
登っている人も確保している私も気が気じゃなかった。

10P:T:Gramps:トップ代わって引き続きのぼるⅤ級位か。
丁度不動岩のハーケンルートにランニングビレーのない状態のルートのようだ。

11P:T:O:ハーケン、ボルトの人工。
2箇所ピンが遠かった。

O橋さん苦労していた。
そのうち1箇所は遠いことは遠かったがピンを見落としていたようだ。
雨が降り始めてきた。

12P:T:Gramps:次のピッチがいやらしそうなのでトポ通りに5メートルできざむ。

暗くなる前にヘッドランプの用意をする。

13P:T:Gramps:5メートルトラーバースしてクラックをレイバックで登るも苔むしてその上雨で濡れている。
ピンは無し。

このまま最後まで登れるか不安が頭の中一杯になる。
先ほど読んだトポはスリップして8メートル墜落したと書いてある。

怖くなる。それに暗くなり始めホールドよく見えなくなる。
それでも何とか?登りきり右の木でビレー。

O橋さんが例によってわめきちらしながら登ってきた。
辺りは真っ暗になってしまった。

14P:T:Gramps:ビレー点を間違えたようだ。
右の木ではなくハングに突き当たったら
左のリッジを人工で乗越し3メートルくらいトラバースしたところのようだ。

暗くて分からなかった。今そこへと進んでいる。

15P:T:Gramps:雨も止んだ。助かった。
だが暗闇の中をランプ1つで
テンショントラバースしもってルンゼに向かって左斜めに下降しなければならない。

O橋さんにランプの光を少し先にあててもらう。
そんなに大きくないルンゼを渡り草付を登り返してビレー。

ズボンは濡れた笹でびしょびしょになる。

16P:T:Gramps:らしきところをどんどんん登って行くと尾根状になってきたのでこれで終了点に出られると確信できほっとする。

しばらくして八丈バンドに出くわした。思わずミヤモ節が飛び出した「よっしゃー!」。

少し休憩して8合のベースへ。
O島・Ko寺パーティーが残置していってくれた水で生姜湯とラーメンを作った。

ラーメンの美味しかったこと。

7月22日:
6時出発。Ko寺・O島の待っている7丈小屋に向かう。
ここで朝食。彼らも苦戦したようだが結構楽しかったようだ。

いつもながら下りはしんどい。
今回は初めての試みでステッキを使ってみた。

疲れた体には結構役に立ったようでした。
今回の山行も無事終了しました。

O橋さんお疲れ様でした。
それに今回参加できず、現在リストラされ地労委で係争中のBabさん、

三連休を暑い下界で頑張っておられご苦労様でした。
早く解決してまた山に行きましょう。

記録:
7/20:竹宇駒ケ岳神社(6:00)~5合目小屋(10:30)~7丈小屋(11:45)~8合目(13:15)。取付き偵察(14:45~16:45)
7/21:起床(3:00)8合目ベース(4:30)~取付付近(6:30).登攀開始(8:00)~終了(21:09)~ベース(21:45)

7/22:ベース(6:12)~7丈小屋(6:50,8:00)~5合目(8:45,9:00)~竹宇神社(12:50)⇒京都(21:12)
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