大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

北ア 涸沢岳幕岩・大凹角ルート

日程:1990.1.12夜~1990.1.15         Gramps
パートナー:I原君(現YCC、元ぽっぽ会)。

1月12夜~13日:信濃大町5:23、。6:00(タクシー)七倉6:30~七倉ダム7:40、8:00~大町の宿11:00~広島の宿13:00.

列車が大町に到着するちょっと手前で食担のI原君「食糧忘れた!」と。
究極の忘れ物。

急遽大町でコンビニを探し買い込む。
七倉からの30kgを背負っての雪中行軍はきつい。

大町の宿近くで軽装組に追い抜かれ宿無しとなる。

001jpg_convert_20080814105017.jpg
幕岩全景

我われはここ幕岩ははじめてである。
無雪期も来ていないので広島の宿探しに手間取る。

I原君の勘で発見。テント設営等で手間取りルート偵察は諦め本日はのんびりする。
夕方から夜に掛けて風雪。しかしこの宿は別天地。居心地は最高。

002jpg_convert_20080814105044.jpg

1月14日:

起床3:30出発6:30。登攀開始7:40~4p(実質5p)終了14:30、下降開始15:30~ベース17:00

ベース~取り付きまでは非常に近いが取り付き点が分からず手間取る。

003jpg_convert_20080814105113.jpg

1P(トップI原):登り始めの1.5mのかぶった所の乗り越しで大苦戦
先が思いやられる。

その他に途中で微妙なバランスを要求される個所があった。

004jpg_convert_20080814105201.jpg

2P(Gramps):ハーケンに導かれ2~3m人工で右上。
その後左上して洞穴を目指すのがルートのようである。

ハーケンが見当らない。フリーではとても行けそうに無いので
直上して潅木にランニングを取って雪壁を左へトラバースして洞穴前でビレー。

005jpg_convert_20080814105225.jpg

「I原君どーぞ!」とコールすると「ちょっと待ってください。
モヨオシマシタカラ」いつもの登り始めたら始まる雉打ちである。

006jpg_convert_20080814105250.jpg

ザイルをゼルバン(ハーネス)からチェストに結び換えて、
ゼルバンを安全なところに掛けてやっと本番ができる。

本番終了後はこの逆をして完了。
この準備と後始末に時間を要するとはI原君の弁(便ではない)。

007jpg_convert_20080814105315.jpg

3P(I原):洞穴左を2mくらい人工で登り、
そこから右に洞穴の上を2mトラバース。

ホールドがなく非常に厳しい。
このトラバース後真上にハーケンに沿って人工で登る。

終了点前3m下の廻り込みがいやらしい。
その後ベルグラの張り付いたところをビレーポイントまで進む。

008jpg_convert_20080814105340.jpg

4P(Gramps):ビレー点のすぐ右を人工で直上してからやや右上。
ボサテラス左下を直上。

ハーケンもなく潅木までの2mが恐かった。
ボサテラスの左へ2mトラバースしてボルトに掴り直上。

左60度方向にビレーポイントがあるが
ハーケン、ボルトもないのでとても行けそうに無い。

009jpg_convert_20080814105409.jpg

そのまま直上して潅木を木登りして35mくらいで行き詰まりここでビレー。

010jpg_convert_20080814105431.jpg

14:00雪も降り出す。
30分でI原君が登ってきた。相談の結果これより懸垂で降りることに決定。

ボルトを打って懸垂3回で取り付きに帰着14:30。

011jpg_convert_20080814105457.jpg

1月15日:

起床3:30出発6:30~七倉ダム9:30、10:00七倉10:40~高瀬館11:00、12:40→大町13:00、13:40松本14:20、14:57→高槻20:00

一緒に入ったYCCのパーティーも撤退して来月再チャレンジするとのこと。
我々も来月再度来る事にして下山する。

昨夜の雪でトレースは消されている。
最初の1時間はラッセルしっぱなし。

七倉ダムからはラッセルされた関電道路を運動靴で高瀬館まで行けた。
高瀬館の露天でゆっくり寛いで大町へ。

反省点:
1) 軽量化(我会では一部の人が言っているだけだが)冬をやっている他の会では誰も言っていないようだ(もう常識になっている)。
帰宅して徹底的にチェックした。

2) 無雪期に偵察無しでいきなり冬初めてのところは無理があるか?
ルートファインディングに時間が掛かりすぎる。

夏か秋に偵察の必用あり(常識か常識でないか。山行の目的によるか?)

3) バイル、ピッケルホルダーの再考。(入れやすく抜きにくい→入れやすく抜きやすい)

4) 来月再チャレンジする。

以上
スポンサーサイト