大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

奥鐘山西壁・中央ルンゼルート
修正Reup

期間:1989.11.02夜~11.05     
参加者:Is原、Ni埜、Mur崎、Sa藤、Ue岡(新人)、Gramps

3パーティーで同一ルートを
新人を連れて6人で登ることに会の一部から異議がありました。

そして計画したわれわれも時間的な問題を気にしながらの今回の山行でした。
壁で2ビバークしましたが、楽しい山行でした。

11月2日3日:快晴
欅平からの出発が少し遅れる。
前の3人パーティーも我われと同じ中央ルンゼを登るらしい。

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駅から取り付きまでの遡行(最後尾Gramps)

2番手を覚悟していたら、
彼らは途中でペースダウンしたので追い抜く。

しかし後からの東京の若い2人パーテーに
追い越されれ取り付では結局2番手になってしまった。

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冷たさ防止のパンストとわらじを履いている。
手には竹の杖(S藤、N埜、M崎、U岡、Grampsの順)


中央ルンゼの取り付きは欅平より歩いて30分弱、
左に大岩壁が現れてから100m程登ったところ。

ルートは最初100m程ブッシュの中を踏み跡に従いつつ登り,
ここよりアンザイレンしてスタートとなる。

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スタート地点に向かう(U岡、I原、S藤、M崎)

オーダーはI原・Gramps、N埜・U岡(新人女性)、M崎・S藤の順で登りはじめる

1P I原:小凹核の左のスラブを30m。肩がらみで確保。

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余裕のリード(I原君)

2P Gramps:続いて楔の切れ目を目指して右上。

3P:I原:
4P:Gram:
2p同様切れ目を目指して右上。

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確保?シューズは懐かしのフィーレ・クラシック(Gramps)

5P:I:10m(次のピッチが45m一杯のためピッチをきざむ)

6P:Gram:楔の切れ目、ハング前のフェースをフリーで登れば面白い。
ハングの乗っ越でびびってしまった。

越えた後のクラックはホールドがまるまるしていて気分的にいやらしい。

7P:I:トラバース部分がいやらしい。
I原君よう行った。

8P:Gram:V角横のハングを人工で。
人工がこんなに下手だったかと落ち込む。

乗っ越してアブミの回収に冷や汗。
このピッチ大いに疲れた。(ぶどう状アブミはトラバースの時不便だ。新しいのを買おう!)

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9P:I:ビレーポイントからクラックを直上。
A1のところをI原君フリーでトライしようとしている。

8m直上して4m程左に振り子トラバースして凹角へ移りまた直上。

10P:Gram:細かいががっしりしたホールドを掴んで右に左に移動しながらの高度を稼ぐ。
どのピッチもピンが少ないのでいやらしい。

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ビレー中のGrampsと後続のN埜君

 16:20分3パーティーがビバークできそうな地点があったので今日の宿泊地にする。

先行パーティーは2ピッチ先まで登ったがアップザイレンで降りていった。
最後尾のS藤さんがヘッドランプをつけて到着。18:00


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U岡、I原、Gramps。ビバーグ地点造り

夕食はぶどう入り食パンにバターを付けた物で終わり。
なんとS藤さんがハムと肉の缶詰を持参して2切れづつふるまって?くれた。

全員ビレーして岩棚に座ったまま寝たのに、
横にいるS藤さん一人だけはいつの間にか横になって寝そべった状態になり大鼾をかいて熟睡。

小柄だといいなあ!

 11月4日:
11P:I原:段上のスラブⅣ級。
中央部はⅣ級どころではない。

ルートを間違えたかな?
セカンドで登り始めて、頭の中で「朝一番の登りは体が慣れてないせいか登りは辛いものだ。

しかし今朝は何故か軽く登れるなあ」
と思いつつ5㍍ほど登ったあたりで、下からS藤さんの声

「Grampsさーん!ザック!」。しまった!道理で軽く登れたんや。
上で確保しているI原君「夏の甲斐駒でザイル忘れたこと帳消しや!」とはしゃいでいる。

(この夏彼と甲斐駒AフランケからBフランケを経て、奥壁継続登攀の折ザイルをAフランケの頭に忘れたためBフランケが登れなくなってしまった)。

ザックを受けとって再び登りはじめる。

12P:Gramp:潅木テラスまでの草つき混じりを登る。
濡れていていやらしい。

ブッシュに1つビレーを取り、草付きを左へトラバース。
崩れたらもうどうしょうも無いと思いつつのトラバース。
そのあと凹角をA1で、出口がいやらしい。

13P:I:3m程左下に下りて、
クラックを5m直上してから左へ2m草付きをトラバース(ピンもなく気分的に恐ろしい)。

その後は凹角まで階段。
その凹角をA1で乗っ越して草つきバンドを5~6m左上(剥がれそうな草つき)してビレー。

14P:Gram:このピッチから上部となる。
草つきバンド最上部からいきなり木登りで3m直上。

露岩に1つリングがある。
そこはフレンズを使って登りきり再び潅木帯を左からまわりこみながら登り40m一杯でビレー。

15P:Is:そのまま潅木帯を直上。
15m程で露岩にピンあるが濡れ濡れでとても登れない。

右に嫌なトラバースをして20m直上してテラスへ。
ここで後続帯を1時間ほど待つ。

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I原君の確保

16P:Gram:被り気味の凹角を登って大きな木の根元へ。
バンドを右へ行ったり戻ったりしてルートファインディングに手間取る。

トポによると凹角を2つ登ってとあるがその凹角がそれぞれ短かすぎて2つ登ってしまっているのに
1つしか登っていないと思い込んだ不手際であった。

バンドの最右端の木でビレー。
ここがルート中で河原が真下に見える最高点のようだ。

高度感は最高。
この草つきバンド濡れていて落ちたら・・・なんて想像させるのには最高の場所である。

17P:Is:左から回り込んで行けそうだったのでそこを登る。
40mで立ち木ビレー。

18P:Gramp:落ち葉と苔の付いた凹角を5m程登ってどん詰まりを右にトラバースして回り込んだらルンゼ状に出た。
「河原」呼ばれている大きな宿泊地だ。

ここで1時間半ほど休憩を兼ねて後続を待つ。

ここよりN・Gramps、I原・U岡、S藤・M崎のオーダーにパーティーの編成替え。

19P:N埜:3級のピッチグレードでは有るが
ビレーピンもなくルンゼのため岩そのものが水で洗われており
まるまるしていてシビアーなところもある。

20P:Gramps:引き続き伸ばし40m一杯のところにピンがありここでビレー。

21P:Ni:5mの壁。
一段登ったのは良いが次がホールドがなく動きが取れなくなる。

1本ハーケンを打ったが効きがイマイチ。
だましだまし登ってもう1本打つ。

今度は効いたようだがその先が進まれずに恐る恐る右のブッシュ帯にトラバースして逃げる。

これを見ていた後続組は最初からブッシュのほうを高巻く。

22P:Gram:ブッシュ帯を45m一杯伸ばしてビレー。

23P:Ni:先ほどのピッチで精も魂も使い果たしたのかNi埜君らしくない疲れた顔をしている。
生気がない。再びルンゼに入って滝のところをブッシュ登りしてビレー。

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24P:Gramp:2~3級ルートをそのまま45m伸ばしビレー。

25P:Ni:同じく2~3級のところを目玉の滝の下まで伸ばして本日は時間切れのため、ビバークサイトを探す。

今夜は少しだけお湯を沸かしてコーヒーを作る。
スプーンで掬ってすするコーヒーの美味い事。

その上今夜は横になって寝られるだけで幸せ


11月5日:
明るくなってから行動開始。
左の稜に出て稜上を登ること20分。

露岩帯に突き当たる。
ここでザイルを出して2P登って再び稜上をヤブコギをしながらピーク目指す。

これより上がないところにに三角点があり山頂と分かる。

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記念写真を撮った後南越に向かって下山開始。

稜線より左へ左への意識のため最初のうちは思わぬアルバイトを強いられる。
途中よりオーソドックスに稜線を下る。やはり歩きやすい。

やがて踏み後のしっかりした道に出る。
祖母谷手前で不覚にも足を挫いてしまい皆に迷惑をかけてしまった。

そのため温泉にも入れずに申し訳ないことをしました。

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13:30分、欅平着。
ガッチリ握手、ビールで乾杯!

デポ品を回収して、大勢の観光客がいる中カレーライスを作り全員で腹一杯食う。

こんな大勢で同じルートを登ったのは久し振りである。
楽しかった!! 終わり。

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欅平での大宴会???

11/2,3:大阪23:55→富山→宇奈月→欅平9:00、9:30~取り付11:20、11:40
  ~第1ビバーク地点16:20(最終到着者18:00)

11/4:起床4:00~出発6:00~目玉の滝16:20

11/5:起床4:00~出発5:50~ピーク8:45~祖母谷11:45~名剣13:15~
  欅平13:30、15:19→富山19:05→帰宅23:20


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最後にまじめに記念写真(I原、M崎、N埜、S藤、Gram、U岡)
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