大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

     春山 八ヶ岳縦走
南八ヶ岳(赤岳鉱泉~硫黄岳~赤岳~行者小屋~赤岳鉱泉)

期間:1985.03.20夜~03.23
参加者:T柳、Gramps

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横岳山頂から望んだ赤岳

3月19夜・20日
大阪駅に19時半に着く。
今夜は並ばなくとも乗れそう。

T柳さんが20時過ぎに現れる。
ホームには10人ほど並んでいる。

これなら京都からでも乗れたかも。
しかし出発間際には相当の人数になる。やっぱり大阪に来てよかった。

出発してみると通路まで一杯となり立錐の余地も無いほどだ。
ただ登山者は殆ど見当たらない。大部分がスキー客なのだ。

我々のボックス席の他2人も長野の実家に帰ってスキーを楽しむとか。
列車が動き出すとともにダルマ(ウイスキー)を飲み始める。

2人で1本空けてしまうのかと横目で眺めているとお誘いが掛かる。
断る勇気も無くついつい甘えてし空になるまで付き合ってしまった。

午前0時20分、そろそろ寝ることにする。
目が覚めたら塩尻の手前であった。

塩尻で乗り換えずに、松本まで行ってそこで待って茅野に向うことにする。
松本に4時過ぎに着き1時間半ほど待つ。

茅野駅に着いたが美濃戸口行きバスが出た後。
タクシーで行くことにする。所要時間は約40分。

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美濃戸口にて

美濃戸口で身支度を済ませて7時50分出発。
降り続いている雪は止みそうに無い。

カラマツ林を歩き始めるも、
今から八ヶ岳に登るのだという実感がなかなか湧いてこない。

昨夜のウイスキーのせいか、23kgのリュックの重さのせいか?

それでも柳川を渡った頃から山に来ているいつもの気分に浸り始める。

1時間くらいで美濃戸に到着。
この辺りから阿弥陀岳の雄姿が望めるようだが今日は全く期待できない。

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美濃戸の小松山荘前

小松山荘で登山届けを出して休ませてもらう。

山荘のご主人がT労山の写真が掛けてあることを教えてくれる。
会員のM鍋さんの作品である。

30分の大休憩の後9:20鉱泉に向って出発。
美濃戸山荘で大学生の4人パーティーが休憩している。

柳川北沢を1時間ほど進んで休憩していると、
件の大学生の4人パーティーが追いついてきた。

推定で先頭は30~40kg、2番手は20~30kg、3番手は15kgそしてラストは10kgくらいのザックを背負っている。
多分1年から4年生の順番であろう?

1,2年は喘ぎあえぎで歩いている。
4年は自分の着替えくらいを持っているだけであろう。まさにハイキングスタイルである。

このパーティーを「しごき隊」と命名する。

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赤岳鉱泉への途中

20分も歩いたら件のしごき隊に追いつく。
トップの1年生はひっくり返っている

後樹林帯の中を歩いたり、河原歩きをして12時10分赤岳鉱泉に到着。
相変わらず雪は降ったり止んだりして視程定は良くない。

適当なところに幕営地を探しテントの設営に取り掛かる。
昨日から幕営している連中も今日は沈殿のようである。

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赤岳鉱泉キャンプサイト

われわれも今日の予定を変更してテントでゆっくり過ごすことにする。
件のしごき隊はどうなったことだろう?

本日の夕食はT柳名コックのすき焼き。

雪は相変わらず降り続いている。
明日の天気を期待して18:00に就寝。

目覚めたら未だ23:00.T柳さんも目を覚ます。
「何時ですか?」「11時です」、「何時ですか」「11時」、何時ですか」11時」。

3回も同じことを繰り返す。
お互い相手が寝ぼけていると思っている。

T柳さんはもう朝かと思ったとか。再び眠る。
寒い!午前2時テント内はマイナス4℃。
外はマイナス14℃。寒いついでに起きることにする。

記録:
大阪21:43(ちくま1号)→茅野6:15→TAXI→美濃戸口7:10、7:50(-1℃)~美濃戸8:55~赤岳鉱泉12:10

2011年の記録:
4/29:赤岳山荘駐車場9:00~休憩10:40~大同心が見えた所11:10~赤岳鉱泉小屋11:40

3月22日:
5時過ぎ出発。足先が寒さで凍てつくようで痛い。
アイゼンで新雪を踏みつけるとキュキュと音がする。

30分も樹林帯を登ると樹間より阿弥陀岳、赤岳が白く輝いているのが見えてくる。
昨日は何も見えなかったのに今朝の快晴はやがて阿弥陀の頭に朝の光りが当たり半分赤白く光り始める。

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赤岩の頭への途中。振り返って見た赤岳、中岳、阿弥陀岳・
阿弥陀がモルゲンロートに染まりつつある


やがて赤く染まりモルゲンロートの世界となる。
素晴らしい光景を見せてくれている。

来て見なくては分からない感動を与えてくれる。
思わずシャッターをきる。

樹林帯を抜ける、赤岩の頭までは直登。

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樹林帯を抜けいよいよ赤岩の頭に向けての直登開始

ここからは硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳のパノラマが展開している。
遠くは北ア、中アの素晴らしい眺望を楽しみながら硫黄岳目指しての登高が始まる。

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快晴の赤岩の頭にて。

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左から赤岳、中岳、阿弥陀岳の威容

硫黄岳山頂は風が強く雨量計小屋の影で風を避けて休憩。

夏沢峠から来たという広島の人に会う。
これから我々が行こうとしている横岳、赤岳に行く予定であったが、
雪の量が多いということで断念して赤岩の頭から鉱泉に下りるそうだ。

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硫黄岳山頂

我々はとにかく行けるところまで足を伸ばすことにする。
硫黄岳からの積雪量はそんなに多くは無い。
風で飛ばされてしまっているからでしょう。

大ダルミへと南下して行くとジョウゴ沢から吹き上げてくる強風は全くきつい。

硫黄岳石室を見ることなしに小ピークを2つ越えた右に大同心を見ながら横岳主峰の目の前まで進む。

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横岳への縦走路と海老の尻尾。

取り付き手前の稜線はやせており、その上小キレットになっている。

夏道はこの稜線を佐久側に廻りこみ鎖を利用して取り付き点に至るようだが、
今は雪で覆われ、急傾斜のため雪崩れそうでとても廻りこめそうも無い。

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横岳手前のキレットに向う。前方は横岳主峰

諏訪側は切れ落ちていて廻りこめない。
前進するには1メートルほど雪の付いたやせ尾根を進むしかない。

そのやせ尾根をそっと進んでキレットの所に到着する。
2度ほど偵察したがキレットへの降り口が見つからない。

1時間ほど思案していたら、単独行の人が追いついてきた。
彼も何度かトライしてみるうちに何とか下りれた。

我々も続いて下りれた。

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横岳主峰への取り付き。   強風に雪が舞っている。

今度は横岳主峰への最後の登りだけである。
頂上に着いたときは嬉しかった。

あのキレットで引き返そうか、
いやここまで来て断念しなくてはならないのかと頭の中で思考がぐるぐる廻っていた。

それだけに横岳山頂に着いた時はほんまに嬉しかった。
T柳さんも全く同じ気持ちであったとか。

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横岳最後の登り

ここからは先ほど通った硫黄岳、大ダルミが。
これから行く赤岳、赤岳へ続く岩稜群、雲海のかなたに雄姿を見せる富士山と。

風は相変わらず強いがここも素晴らしい眺めである。

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やっと登れた横岳山頂

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横岳山頂から見た赤岳、中岳、阿弥陀岳の魁偉

赤岳石室まではいくつもの小岩峰を右に左に巻きながら、
あるところでは横這いをしながら、あるところでは腐った雪のトラバースを強いられして石室に到着。

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赤岳石室前 フィルムがなくなってしまったので石室で購入。白黒フィルムしか売っていなかった

ここで30分ほど休憩して赤岳の登りにかかる。

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赤岳山頂手前

思ったより急登である。がさほど長くも無く30分位で山頂に到着できた。

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赤岳山頂のGramps

佐久側は雲が立ちこめて富士山の先ほどの雄姿は見えない。
今登ってきたトレースがくっきりと、その先の横岳、硫黄岳が眼下に見下ろせる。

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山頂から登ってきた横岳、硫黄岳を振り返る大ダルミも見える

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赤岳南峰へ

ここからは南に下り、竜頭峰の手前を右に下り中岳方面へ下る。
文三郎分岐で5分休憩して行者小屋までシリセードしたり、赤岳を振り返り仰ぎ見たりしながら下って30分で到着。

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竜頭峰手前を下りる

行者小屋から赤岳鉱泉までは40分、
昨日見えなかった大同心、小同心もはっきり望める。

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中岳への下り

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阿弥陀岳を望む

鉱泉に到着して少し休んで夕食に取り掛かる。

今日のメニューはシチュー。8年間の料理経験者の作ってくれたシチューは美味かった。
20時就寝。明日も天気を約束してくれそう。

記録:
赤岳鉱泉5:06~赤岩の頭6:50~硫黄岳7:25~横岳主峰11:00~三叉峰11:17~赤岳石室13:00~赤岳14:20~行者小屋15:30~赤岳鉱泉16:15 11時間10分

2011年の記録:7時間40分
4/30:鉱泉8:15~赤岳・阿弥陀の良く見える所9:30~赤岩の頭附近9:50~硫黄岳山頂10:10~横岳山頂11:40~地蔵尾根分岐13:10~赤岳山頂14:05~文三郎・阿弥陀分岐14:30~行者小屋15:20~鉱泉小屋15:55

3月23日:
昨夜20時に寝るも0時には目が覚めてしまった。
うとうとしながら1時半には起きてしまった。

3時に食事。
残り物を全部使って豪華な?朝食となる。
野菜うどん、焼肉、シチュー。さすがにシチューは残った。

5時30分テントを撤収して下山。
今日もまた快晴である。

昨日から入山した人たち、
今朝から入られる人たちと挨拶を交わしながら一路美濃戸へと向う。

美濃戸の小松山荘でザックの中を整理してご主人に茅野まで送ってもらう。
茅野から途中上諏訪で下車。温泉?に浸かって疲れを癒す。

松本からはちくま4号で長いながい車中の人となり、
今年の夏は立山から槍まで縦走しようと話が決まる。

17時45分京都着。今回の山行の終わりとなる。

記録:
起床1:50、出発5:30~小松山荘6:50、8:30→茅野9:10→京都17:45→自宅18:30
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    滋賀県・霊仙山

期間:1985年3月16日夜~17日
参加者:KusieV、Gramps

16日夜、足良谷橋を渡ったところで幕営。土砂降りの雨となる。
ダルマ(ウイスキー)を飲みながらすき焼きパーティー(?)をして明日を待つ。

少々飲みすぎました(いつもこの言葉が出てくる)。

17日朝、5時起床。雨は上がって曇り空。

はや気持ちは霊仙山頂へ。
早速食事の用意に取り掛かる。

と相棒が突然今日はこの辺を散歩して帰ろうと言い出す。
「しまった!こいつとは来るのではなかった」と悔やむ。

彼とは中学、高校、大学と一緒に過ごした仲である。

彼がなぜこんなことと言い出したのか一瞬理解に苦しむ。
体の調子が悪いのか?(風気味である)。

そうかじゃあ残念だが諦めよう。となって今日は漆が滝まで行くことで話が纏まる。

7:30(足良谷)出発。気温4℃。

林道を南へ川沿いに進む。
やがて道は大きく左にカーブしている。

そこには屏風岩がそそり立っている。
ここを通り過ぎて少し進むと川の水は伏流となる。

あたりは白くなってきた。
途中でくぐり岩通り抜けた辺りから急登になってくる。

が直ぐに今日の目的地の漆が滝に到着(-1℃)。9時30分、
丁度2時間のゆっくりしたペースでの歩きであった。

滝は2段に別れており先ほどの伏流河川の上流とはとても思えない流量で流れ落ちている。

ここで再度相棒に頂上まで行こうと勧めるも無駄のようだ。

諦めて1時間ほど休憩して下りに掛かる。
昨夜泊まった足良谷へは11時35分に到着。そこからは車で帰阪。

全く物足りない山行に終る。
今日は中学時代からの友好を温めた山行だと自分自身を慰め納得させる。

帰る途中、上丹生を過ぎた辺りから先週登った伊吹山が真っ白な姿を見せてくれた。