大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

   初冬の 氷ノ山

期間:1984年12月8日~9日
参加者:Ori部、H井、K村、I内。T中秀、Gramps
文:T中秀

夜7時15分高槻を出発。渋滞に巻き込まれる。
吹田インターを8時頃通過。

氷ノ山は中国地方第2nの標高1510m 須賀山である。

折りしも月は満月。
東の空より我々を見送るように照らしている。

その下を我々を乗せた車は中国道福崎インターで播但道に、
和田山を経て関宮で9号線に別れ福定の民宿街へ。

正面を見ると山が白いではないか!
眠い目を擦って見ても月光に照らし出された白い山である。

やはり氷ノ山は期待通り白い雪化粧で迎えてくれたようだ。
11時、車は無事キャンプ地・高原スキー場に到着。

逕サ蜒柔convert_20110806214703
キャンプサイトでの朝食

早速テント2張りとツェルト1張りを張った後焚き火をする。
先ずI内さん持参のドイツワインで乾杯。

後は小生持参の下町のナポレオンにて酒宴が進んでいく。

満月、オリオン座等の星、星。
氷ノ山もくっきり見える。

焚き火を魚に1時過ぎまで飲み交わす。

翌朝5時50分、余りもの寒さで思わず目覚めもそのまま暫くまどろむ。

Grampsさんの「H井さん、6時やで焚き火でもしよう」の声で3人起きてきびを始める。

陽が徐々に登り始め氷ノ山北壁に当る。
白い北壁がピンクに染まる頃他の人たちも起きてきて焚き火を囲んで朝食となる。

逕サ蜒・001_convert_20110806215209
モルゲンロートの氷ノ山北壁

キャンプ地を8時15分出発。
直ぐに稜線に取り付く。

ここからもう雪が出てくる。
今シーズン初めての雪である。

逕サ蜒・002_convert_20110806214804
氷ノ山への道

喘ぎながらの登高も30分ほどで稜線小屋に到着。
空はあくまでも青く、思わずわっと叫びたくなるような青さだ。

遠くには雲海も浮かんでいる。

更に新雪を踏んでの登高。
稜線なので何故か疲労感がない。

約1時間で神大ヒュッテに到着。
立派な小屋である。

逕サ蜒・003_convert_20110806214839
神大ヒュッテ前にて H井、Gramps、Or部  

2階建てで積雪期には2階から出入りできるようにしてある。
トイレも完備。

水場は登ってきた道を少し下ったところにある。
20分ほど休んで出発。

ここよりスパッツを着ける。
ブナ林、千年杉の中を少し登ると古生沼にでる。

逕サ蜒・005_convert_20110806214918
古生沼にて Gramps,H井、Or部、K村、I内

日本海が見える。
頂上は目の前である。

逕サ蜒・006_convert_20110806214942
古生沼より山頂を望む

山頂には10時50分着。
積雪50cm、気温5℃、天気快晴、風弱しの360度の眺望。

逕サ蜒・007_convert_20110806215003
山頂。360度の眺望。遠く大山も見えた

北に鉢伏山。
1200m向うに日本海、双眼鏡で見ると波まで見える。

西には雪を頂く大山が微かに見える。
あとはただ山また山の連なりだ。

周りりの山にはまだ雪はなくここ氷ノ山のみ雪山だ。
あと1ヶ月もすればあたり一面銀世界になるだろう。

逕サ蜒・008_convert_20110806215029
山頂にて記念写真

頂上で360度のパノラマを鑑賞しながら各自で昼食を摂る。
みんなのメニューはラーメン、ドーナッツ、パン、サラダ、肉うどん、なめこラーメン等といろいろである。

デザートのみかん、紅茶、コーヒー等を飲み記念写真を撮って12時5分下山。

雪道を一気に下る途中、
コシキ岩や岩場を緊張しながら下りる場面もある。

逕サ蜒・009_convert_20110806215053
コシキ岩

ブナ林を経て12時55分に氷ノ山越に到着。
地蔵様、一本杉がある。

思わず「分かれの一本杉」を口ずさむ。
空にはトンビではなくからすがアホ、アホと鳴きながら飛んでいく。

それにしても良い峠である。
この峠を右に取り更に下っていく。

薄暗い杉林の中に寄木作りの等身大の地蔵尊が中国風の脇仏を従えてひっそりと鎮座している。

暫く行くと急坂になる。
アズキ転がしと言うらしい。

アズキ豆を落とすと最後まで落ちるというのであろうか。

逕サ蜒・010_convert_20110806215125
岩清水

右下方に2条の滝が見える。
不動滝である。

アズキならぬ落ち葉に足を取られながら下ると、
左下方に1条の真直ぐ落ちる滝が見える。布滝である。

逕サ蜒・011_convert_20110806215144
布滝  K村、T中秀、I内、H井、Gramps

非常に美しい滝で50mはありそうだ。
更に下ると道は不動滝正面を経て、布滝正面に出る。

堰堤左を廻り駐車場へでる。
2時10分である。登山道はここでおわる。

そして福崎を2時50分出発して、茨帰着が6時であった。

帰途は満月が迎えてくれた。
まずまずの山行でありました。

スポンサーサイト
   小学3年生、5年生の子供と歩いた六甲山縦走54km
                                      40歳のGramps

ご存知六甲山縦走・西は須磨浦公園から登り始めて六甲山系の山々を登っては下り、登っては下りを繰り返して宝塚までを歩くのを六甲全山縦走と呼ばれている。毎年12月頃に行われる。ここ何年か毎年参加して来た。

今年は子供たちに「行くか?」と聞いたら、意外にも「行く」との返事が返ってきた。「大変だぞ。トレーニングしなくちゃならないぞ」。

開催日から半月前のことである。兄は5年生。次男は3年生。
それから毎朝2人のトレーニングが始まる。


最初は1500mから始まり、2km、4kmへと距離を延ばしていく。私が出張の折も自主的に走っていたようで、参加する気は十分あるようだ。

1984年12月2日:
まだ薄暗い中、6時15分須磨浦公園を出発。
いきなり鉢伏山の階段を大勢の人たちと登る。登るにしたがって須磨の海が朝の光とともに輝いて見える。
登りきったところで上着を1枚脱ぐ、これからの縦走に備える。


逕サ蜒・001_convert_20091007093929
鉢伏山を越えて一路菊水山に向かう

できるだけゆっくりしたペースで高倉団地を抜ける。今回は大勢の参加者のため危険と山保護のため次の横尾山、須磨アルプス、高取山は避けて舗装道路を丸山に向かうコースとなる。この辺りから長男が腹痛となる。5キロ程、様子を見ながらゆっくり歩く。

逕サ蜒・003_convert_20091007093958

逕サ蜒・004_convert_20091007094020
ヒヨドリ越え

歩き始めて17km・菊水山の登りに差し掛かったころ、腹痛も治まってすっかり元気になり一安心。
菊水山の登りが第1の核心。はやる気をできるだけ抑えさせて、できるだけゆっくり登る。出発して3時間5分、山頂に到着。


逕サ蜒・005_convert_20091007094043
菊水山山頂

逕サ蜒・006_convert_20091007094105
菊水山から鍋蓋山へ
鉄塔の先が鍋蓋山

サポーターから、みかんを頂き、有馬街道めがけて一気に下りる。

逕サ蜒・007_convert_20091007094125
階段を下りて吊橋に向かう

有馬街道をまたいで、次は鍋蓋山への登りである。

逕サ蜒・008_convert_20091007094145
菊水山~鍋蓋山間の吊橋
有馬街道を跨いでいる

ここもできるだけ力をセーブさせて登るように心がける。ゆっくり歩いたせいかなかなか山頂に着かない。意外に長かった第二の核心。ここで10分間休憩して、中間点の市が原に向かう。

逕サ蜒・009_convert_20091007094205
鍋蓋山山頂

市が原までの2キロ半は下り一方のため、ゆっくりしたペースで駆け下りる。ここでパンと紅茶を頂き10分休憩

逕サ蜒・010_convert_20091007094226
市が原 
ここで紅茶とパンを頂く

ここからが第三の核心・かつ最大の難所である摩耶山・天狗道尾根の登りである。
「ここを登ればこのコースの実質3分の2は終わったも同然、


とにかくゆっくり確実に登ろう」と2人に言い聞かせ出発。
ゆっくり登ると意外と楽に登れる。菊水山を登るときは数珠繋ぎのため、少し登っては止まり、少し登っては止まりであったが、ここまで来るとばらつきも出てきて停滞はなくなってきた。


登り詰めたところのNHK送受信所では休まずに、少し先の摩耶遊園地まで行って休憩を取る。
ジュースを1本買って3人で回し飲み。おいしかった。


ここからは六甲山ホテルの少し先・35km地点の記念碑台を目指す。
実はここに子供たちには内緒で母親をサポーターとして来てもらっている。

母親が待っていることを知らない子供たちは母親を見てさぞかしびっくりするだろうとひそかに思いつつ歩く。

13時21分(出発して7時間6分)記念碑台に到着。
果たして親子対面。子供たちはびっくりするどころか、何でこんなところにお母さんがいるの???ときょとんとしている。


逕サ蜒・012_convert_20091007094345
記念碑台

決定的瞬間を写真に撮ろうと待ち構えていたこちらは拍子抜けしてしまった。
二人の体調をみて最後まで歩くことを確認。
母親が加わったためかペースが乱調気味になる。


1時間ほどで六甲最高峰に。
ここでサポーターより野菜スープを頂く。吹きさらしの中で飲んだスープの美味しかった
こと。


逕サ蜒・013_convert_20091007094405
六甲山最高峰
野菜スープを頂く

早々に出発。少し歩いた頃より次男が「右足首が痛い」と訴え始める。
大丈夫か確かめながら歩く。それでも頑張って歩き続ける。

最高峰から2時間余、終着地・ゴールに16時51分到着。

この間痛い足を我慢して歩きとおした弟と、それを励ましながら歩いた兄。
親ばかとはいえ54kmを本当に良く頑張って歩いたとほめたたえてやった。


完走賞3枚とぜんざいをご馳走になり、宝塚の町の明かりを眼下に見ながら駅に向かう。

今回、子供たちが「完走できた」ということが「やればできる」という自信につながってくれる事を思いつつ…サポーターのお母さんどうもありがとう!(54km、10時間36分でした)。

帰宅して「来年も行くか?」と聞いたら「もう、行かへん」でした。

翌日学校で先生に「足引きずりながら歩いたん!すごかったね」とほめられたそうです。
帰宅して「来年は行かへんが、父さん、来年も行く」に変わっていました。
 

翌年も3人で歩いてきました。