大阪ぽっぽ会 会員・ Grampsの山行

岩登り、縦走を中心に春夏秋冬楽しんでいます。

尾白川・ガンガノ沢・アイスクライミング  (その1)

2017.01.28~30
参加者:神戸うし、MiwMiw、牧師、Gramps

のんびりアイスクライミングの旅で、南ア尾白川と八ヶ岳・南沢大滝を予定して出発しました。
初日の土曜日は昼間走って、白州までの旅。

七賢酒造所見学、臺眠での食事、サントリー白州蒸留酒製造所見学とゆったり1日を過ごしました。

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七賢酒造系の臺眠にて昼食。神戸うし、Miw Miw さん。

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レストラン臺眠。

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ビーフシチュー   
1980円なり。それにお酒も呼ばれてしまいました

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七賢酒造。


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サントリー白州蒸留酒製造所
残念ながら時間が遅かったので工場見学はできませんでした。
お土産部門と、有料試飲所のみは入れました。


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優良試飲。

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18 年もの、12 年もの原酒の、3種類をMiw Miu さんは試飲されました。
各3 杯までお代わりができるようです。

蒸留所を出たら、目の前には八ヶ岳が。

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八ヶ岳連峰南端

この後道の駅で牧師、ムスカ君と合流。
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ガンガノ沢アイスクライミング

2017.01.29

2 日目

ガンガノ沢・錦滝F2,・1ピッチとシークレット大滝3 ピッチを登る。
神戸うし・Miw Miw・ムスカと牧師・Gramps パーティーに分かれて登る。

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錦滝・F2 の取り付きの先行パーティーと NanohaBab さん。 ムスカ、神戸うし、Miw Miu

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F2 をリードするムスカ君。

我々パーティーはつるべで、最初はGramps がリードすることにしました。
やはり気温が高いせいか、コース取りは限られたところしか登れません。

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錦の滝 F2 を登る Gramps。    Photo by 牧師

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F2 をフォローで登って来ました牧師。

これが終わって上流へ15分ほど歩て移動したら、シークレット大滝に到着。

ここが2ピッチ目かと思いきや、これからが本番とかで、またまたリードの役目を。
約25mか、でもここをリードさせてもらい満足でした。
長くて面白いピッチでした。

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1ピッチ目をリードする先行パーティーのムスカ君。

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シークレット大滝 1P 目を登る Gramps。     Photo by 牧師

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1ピッチ目をフォローする牧師。

続いて2ピッチ目まで右上気味登り、トラバース後に2ピッチ目取り付きへ。

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2 ピッチ目取り付きへの右上トラバースをする Gramps。 Photo by 牧師

2 ピッチ目は7~8メートルのバーチカルだそうだが、今日はそんなに立っているようには見えない。
リードは牧師。

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2 ピッチ目をフォローするMiw Miw。

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2 ピッチ目をフォローする Gramps。     Photo by 牧師

続いて3 ピッチ目。
ここは傾斜が緩やかだが、一部割れ目もあり注意が必要である。

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3 ピッチ目をリードする Gramps 。    Photo by 牧師
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3 ピッチ目をフォローする牧師。

ここで終了。結構時間がかかりました。
ここから合計3 ピッチ懸垂下降して林道に出た時にはヘッドライトのお世話になりました。

最近冬壁から遠ざかっているので、今日のアルパインチックなアイスクライミングに大満足でした。
途中、とちゅう休憩時間を短縮して登らなくてはが回の反省点でした。

夕食、お風呂に入って、八ヶ岳・美濃戸の赤岳山荘へ移動。
付いた時には雪ではなく糠雨が、嫌な予感。
何年も来ているが、雨に遭うのは初めてである。

3日目・30日

5 時起床。やはり嫌な予感は的中。
雨です。
今日の南沢大滝は諦めることにして帰阪。

残念だけど昨日が充実していたので満足、まんぞくです。

神戸うしさん企画、案内ありがとうございました。








  南ア・北岳バットレス~鳳凰三山       

期間:2005.08.11~
参加者:NanohaBab、Kuri、Seiko、kobayashi、Kits、Gramps(Sunny、Inoue、Oshige、B面)
        鳳凰三山縦走は:Bab、Grampsのみ       

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鳳凰三山の高嶺手前から見た北岳
9年経った2014年、なぜか北岳バットレスの写真が見つからない

8月11日(木)晴れ
京都よりBabさんと昼バスで出発。甲府でOshigeさん、Kuriさんと合流。

東京からのKuriさん、仕事の都合で0時到着。なんと甲府で7時間も待ってくれていた。
Kuri号で芦安村営駐車場へは1時30分到着。
4時半まで仮眠するも蚊に悩まされ安眠できず。

8月12日(金)雨のち曇り時々雨
 
雷を伴う雨の中5時10分の一番バスで広河原に向かう。
今日は白根御池小屋キャンプサイトまでなので広河原でゆっくりする。

甲府駅前の山交百貨店食品売り場で貰った「ほうとううどん」を湯掻いて朝食とする。
食べ過ぎた。

今にも降りそうな曇り空の下、
生もの一杯のザックで急登はしんどいが2時間半くらいで小屋に到着。

11年振りである。小屋はただ今新築中。
間もなくしてB面さんも入山してきた。

設営後取り付きも忘れているのでKuriさんと偵察に出かける。
また雨が降り出す。明日は雨かなあ?

夕方汗びっしょり状態でSeiko、Kobayashi君が入山してきた。
これで前半組の7名が揃った。

8月13日(土)曇り一時雨
2時起床。
Kobayasi、Seikoの二人が出発時間に少し遅れたため出発は3時過ぎとなる。

今日は天気も良くないので全員で四尾根を登ることにする。

昨日偵察して確信していた取り付きへの尾根はC沢ではなくB沢であった。
bガリー大滝は初めてなのでここでも良いかとなり登りはじめる。

パーティ-編成はKuri・Osige、Seiko・Kobayashi、Bab・B面・Grampsで新人のSeiko・Kobayashiを真中に入れての3pに編成。

我パーティーはB面・Babが交代でリード。
新人のSeiko・Kobayashiがツルベで登り切ることを今回の課題にする。

bガリーで待機中に右人差し指先に落石を避けきれずに受けてしまった。
四尾根はつまらないと思っていたが久し振りに登って見て楽しかった。

セカンドの気楽さからか途中から手袋嵌めて登ったり、
細かいところをトライしたりとそれなりに楽しみました。

終了点間近でKobayashi・Seikoパーティーが雨にやられてしまい残念でした。
終了後の山頂までのお花畑は疲れた身体を癒してくれました。

本ちゃん初めて、そしてツルベで登り通した2人にとって、
bガリーからトラバースそして四尾根登攀はどんな印象が残ったことでしょうか?

アルパインで一番難しいといわれているルートファインディングと
ピッチとピッチの繋ぎ目の時間ロスをいかに少なくするが今後の課題でしょう。

帰幕したらKits、Sunny、Inoueの3人も入山していた。
明日のパーティー編成が難しい。

8月14日(日)晴れ後雨
 
昨日の落石を受けた指が思わしくないので本日は休養日とする。
幸いB面さんがSeiko、Kobayashi君と組んでくれたので助かりました。

お昼頃までトカゲをしたりテントや寝袋を干したりとゆっくりすごす。
無線も通じ全員ほぼ登れたのを確認して広河原に下る。

幕営して外で食事の用意を始めた途端に曇ってきて即雨が降り出した。
今少し出発が遅れていたら雨に遭っていたことでしょう。

間一髪セーフ!バットレス隊はどうだったかな?早出早着は基本。
明日もきっとこのパターンなるでしょう!もう少し早まるだろうか?

8月15日(月)晴れ後雨  (鳳凰三山)
3時起床、5時出発。
昨日の雨は夜半から上がっている。快晴である。

今日から鳳凰三山の縦走である。
登攀具を持っての縦走はきついがこれも訓練。

白鳳峠に向けて樹林帯をひたすら登り、西大台のような苔むした一帯を過ぎる。
シラビソ林を抜けた途端辺りは大きく開け付近一帯石野原(ゴーロ)?とハイマツ帯に代わる(7:20)。

後ろを振り向けば、谷を隔てて昨日まで居た御池小屋が北岳の中腹に見える。
残念ながらバットレスから山頂付近は流れ来る雲で隠れて見えない。

少し登って振り返って見ると、緑の稜線が両方から山頂に逆扇形に突き上げている姿は美しい(7:40)。

8:35:峠より樹林帯を抜けたところで見た北岳は雲も取れ素晴らしく、くっきり綺麗に見える。
休憩を取ってしばし見惚れる。

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北岳をバックに(高嶺2778mより)

9:50:ちょっとした岩場を登り終えると高嶺(2778m)の山頂に到着。
風はあるが天気もよく四周がバッチリ見える。

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快晴です

甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳、
その背後には富士山と思わず50分も長居をしてしまった。

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秀麗な富士山。くっきり見えました。

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ほんとうに素晴らしい天気です。

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オベリスク遠望         10:45

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11:30:地蔵岳に到着。
あれだけはっきり見えていたオベリスクも下から湧き上がってきたガスに包まれ見えなくなってしまった。

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ガスが湧き上がってきています。

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地蔵岳のお地蔵さん群
すごい数でした。

ここからは下って鳳凰小屋に向かう。
小屋少し手前でぽつぽつし始めた。

小屋に着いた途端土砂降りとなる。
今日もまたまたラッキーであった(12:45)。

予想した通り昨日より早く降り出した。
少し待ったら止んだのでテント設営。

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今日の幕営場所。
静かなところです。

このテンバは谷間の緑の中のこじんまりとした素敵なところである。
6時よりお花の勉強会をしてくれた。
夜再び雨。

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8月16日(月)晴れすぐにガス縦走後晴れ後雨)
起床3:00出発4:40。今日も良いことがありました。
1時半ころから雨もあがり星も出ていた。

5時出発の予定であったが明るいので早めに出る。
小屋より観音岳直登ルートを取る。

朝一番の急登はきついのでゆっくり登る。
シラビソ林からブナ林に変わって直ぐに地蔵岳からの稜線にでる。

そこは広い台地状ある。
出た瞬間に北岳が見えた。

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北岳にレンズ雲がかかりました。      5:55

真っ青な雲を背景に北岳の上に大きなレンズ雲が2つ形良く浮かんでいる。
急いでカメラを出してシャッターを切る。

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にわかに地蔵岳方面よりガスが沸き起こり瞬く間に一帯は霧の中。
この間たった10分(その後一日中ガスの中となる)

予定より20分早く出たのが良かった。
素晴らしい北岳の雄姿を望め、なんとラッキーなことか。

観音岳手前で薄日が射してきた。
見えましたブロッケン!

これで4回目の経験とはじめて写真に取れました。

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ブロッケン現象

観音岳山頂もガスの中。
晴れていたらなんと素晴らしい稜線漫歩ができているのになあと思いつつ薬師岳に向かう。

まあしょうがないか、昨日満喫したのだから・・。

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観音岳にて 2840m 6:40

薬師岳では風の中、霧が晴れるのを待つこと50分。
霧は晴れない。諦めて下山開始。

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薬師岳           2780m 7:50

9:30:南御室小屋に到着。
霧が取れ始め薄明るくなったが引き返すわけには行かない。

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杖立峠への樹林帯の切れ目を通して雲間から南アルプスの山々が時おり顔を出す。
ザックのショルダー紐の調整失敗で肩が痛い。

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夜叉神小屋 

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夜叉神峠         12:30~12:50 
到着して20分。またガスってきました。      

夜叉神峠に着くころには晴れてきたが山はやはりガスが掛かったままだ。
11年前は仙丈岳から縦走して北岳バットレス登攀。

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無事反対側の登山口に到着しました    13:45

今回はバットレス登攀後、
鳳凰三山縦走を楽しむことができました。
やっとトライできた甲斐駒岳・赤石沢Bフランケ・赤蜘蛛ルート

期間:01.07.19(夜)~01.07.22
パートナー:O橋嬢

15年前('86年)Aフランケ、Bフランケ、奥壁と約1000mの継続登攀にトライしたが
Aフランケを終えてBフランケに取付くところでAフランケの頭にパートナーがザイルを置き忘れ断念。

数年前にはNanohaBabさんと新人だったO橋嬢と3人でこの3つの壁に再びトライしたが
やはりBフランケが登れずに残ってしまった。

と言うことで今回3人でこのBフランケのみを登ろうと言うことになった。
残念ながらBabさんは都合が悪くなり参加できなかった。

7月20日:
黄蓮谷を登るO島・Ko寺パーティーの車に同乗させてもらい2:30に竹宇駒ケ岳神社駐車場に。

仮眠後6:00に彼らと別れて黒戸尾根に向かう。
暑い!それでも樹林帯のため直射日光は避けられ助かる。

5合目に着くころには汗びしょりである。ここからは梯子登りの急登である。
7丈小屋で大休止。

小屋の主人に8合目の水場の状態を聞いたら「雨がずーと降ってないから無いでしょう」の返事でO橋3.5l、Gramps2.5lの水を補給して8合目のベースへ。

ツェルト設営後取り付き偵察に向かう。
以前取り付きまで行ったことがあるのに踏み跡も不明瞭でなかなか辿り着けない。

そういえばこの休みに入った9パーティーは我々を除いてみんなAフランケへ。
Bフランケは余り登られていないのかな?

取り付き点近くまで降りてまあいいっかで引き返してしまった。
これが明日の出遅れの原因になるとは・・・。

7月21日:
4:30出発。昨日の偵察地点から取り付き地点まで1時間も掛かってしまった。

着いてみたらどこがルートなのか分からず右往左往して時間ばかり食ってしまった。

1P目:TOP(T):O橋(O):らしきところをトライするも全然登れず。

1P:T:Gramps:Grampsと交替して同じところをトライしてみるも
これはルートじゃないと判断して別のところをトライしてみる。

草付で岩の部分にはいかにも滑りそうな小石が一杯あり、
しかもピンの無いところを慎重に登る。

30m位登ったところで先にビレー点を発見してほっとする。

2P:T:O→Gramps:垂直に3mほどクラックが走っているがピンが無い。
O橋エイリアンを使いたいが決まりそうも無い。

なんだかんだとトライしたが登れないと言うことで交代。

1つ目のエイリアンが決まり、それにあぶみを掛け乗込み
2つ目のエイリアンを付けようとするも上手く掛からない。

なんとかセットしあぶみを掛けそっと乗ってみたがやはり外れてしまった。
フリーで登るしかないと意を決してトライ。

3メートル上のボルトまで何とか到達。
後は3段ハングをあぶみで乗越してフェースの不安定なところでビレー。

3P:T:O:2メートルほどフェースを登って、
あぶみで左に巻いていやな草付をトラバース。

その後2メートル登ったところでビレー。

4P:T:Gramps:上の潅木を目指して草付と岩のミックスを登る。
ランニングビレーが殆ど取れずいやらしい。

5P:T:O:更に草付を15メートルほど登って壁沿いに10メートル程進んでビレー。
途中で不安定なやばいところもあった。

6P:T:O:尚も壁沿いに岩か草付かわからない所を15メートルほど登ってビレー。

7P:T:O:出だしフリーで少し登ってまた人工へ。
途中でフリーが入る。

草付から解放され岩壁を登っていると感じながらセカンドでスピードを上げる。

8P:T:Gramps:垂壁からまた草付の壁。
ランナーが取れず苦しい。

最後は大きな木にランニングを取ってアブミで乗り越す。
右手が痛いため苦しかった。

9P:T:O:左上する細いクラック。
難しそう。

ピンが全く無い五メートル登ってとてもこれ以上登れそうにもないので左の潅木にトラバースして助けを求める。
そのトラバースが又またいやらしい。

ここまでノービレー落ちたらどないなることやら。
登っている人も確保している私も気が気じゃなかった。

10P:T:Gramps:トップ代わって引き続きのぼるⅤ級位か。
丁度不動岩のハーケンルートにランニングビレーのない状態のルートのようだ。

11P:T:O:ハーケン、ボルトの人工。
2箇所ピンが遠かった。

O橋さん苦労していた。
そのうち1箇所は遠いことは遠かったがピンを見落としていたようだ。
雨が降り始めてきた。

12P:T:Gramps:次のピッチがいやらしそうなのでトポ通りに5メートルできざむ。

暗くなる前にヘッドランプの用意をする。

13P:T:Gramps:5メートルトラーバースしてクラックをレイバックで登るも苔むしてその上雨で濡れている。
ピンは無し。

このまま最後まで登れるか不安が頭の中一杯になる。
先ほど読んだトポはスリップして8メートル墜落したと書いてある。

怖くなる。それに暗くなり始めホールドよく見えなくなる。
それでも何とか?登りきり右の木でビレー。

O橋さんが例によってわめきちらしながら登ってきた。
辺りは真っ暗になってしまった。

14P:T:Gramps:ビレー点を間違えたようだ。
右の木ではなくハングに突き当たったら
左のリッジを人工で乗越し3メートルくらいトラバースしたところのようだ。

暗くて分からなかった。今そこへと進んでいる。

15P:T:Gramps:雨も止んだ。助かった。
だが暗闇の中をランプ1つで
テンショントラバースしもってルンゼに向かって左斜めに下降しなければならない。

O橋さんにランプの光を少し先にあててもらう。
そんなに大きくないルンゼを渡り草付を登り返してビレー。

ズボンは濡れた笹でびしょびしょになる。

16P:T:Gramps:らしきところをどんどんん登って行くと尾根状になってきたのでこれで終了点に出られると確信できほっとする。

しばらくして八丈バンドに出くわした。思わずミヤモ節が飛び出した「よっしゃー!」。

少し休憩して8合のベースへ。
O島・Ko寺パーティーが残置していってくれた水で生姜湯とラーメンを作った。

ラーメンの美味しかったこと。

7月22日:
6時出発。Ko寺・O島の待っている7丈小屋に向かう。
ここで朝食。彼らも苦戦したようだが結構楽しかったようだ。

いつもながら下りはしんどい。
今回は初めての試みでステッキを使ってみた。

疲れた体には結構役に立ったようでした。
今回の山行も無事終了しました。

O橋さんお疲れ様でした。
それに今回参加できず、現在リストラされ地労委で係争中のBabさん、

三連休を暑い下界で頑張っておられご苦労様でした。
早く解決してまた山に行きましょう。

記録:
7/20:竹宇駒ケ岳神社(6:00)~5合目小屋(10:30)~7丈小屋(11:45)~8合目(13:15)。取付き偵察(14:45~16:45)
7/21:起床(3:00)8合目ベース(4:30)~取付付近(6:30).登攀開始(8:00)~終了(21:09)~ベース(21:45)

7/22:ベース(6:12)~7丈小屋(6:50,8:00)~5合目(8:45,9:00)~竹宇神社(12:50)⇒京都(21:12)
甲斐駒ケ岳 赤石沢Aフランケ、奥壁

期間:1997.8.10~8.15  
参加者:NanohaBab、O橋、Gramps

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今夏は楽しみにしていたヨセミテへ行けなくなり、以前行って楽しかった甲斐駒ケ岳に出かけました。

当初Yu良君も参加予定でしたが体調を崩した為不参加となる。
このルートは2人ワンパーティーで登るのが理想の登攀形態であるが、5月よりこのために練習を積んできたのであり、3人パーティーでも多少の困難や時間を要しても工夫して、計画通り実行することにした。

8月10日(日)~11日(月):
大阪21:03発、Yu良君の見送りで急行「ちくま」にて塩尻に。
飯田線始発に間に合うべく、塩尻から予約しておいたタクシーに乗り辰野に。

眠いので30分でも眠ろうとするのであるがタクシーの運転手「山手に30分行ったところに美味しい蕎麦処がある」「人工衛星が3つ見えると」か「日本の臍(中心)の三角点がある」とか次から次へと説明してくれるので結局、眠れずじまいに終わる。

辰野からは東京方面から十数名の登山者、関西からは我われのみのようだ。

伊那北からは戸台口まではJRバス、戸台からは長谷村営バスにて北沢峠に(7:30)。
長衛小屋前で朝食を済ませ出発。

今日は甲斐駒黒戸尾根の8合目まで。
昨日は一時雨が降ったとかで、女子大ワンゲル部の靴は泥だらけであった。

仙水小屋、仙水峠、そして駒津峰への急登で2回休憩をして、駒津峰には11:20着(2750m)。

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霧一時晴れの天気で甲斐駒も今ひとつすっきりしない。
背中の重みを感じながら、甲斐駒頂上には13:15分到着。

頂上の一番高い所に登って記念写真を1枚。
この頂上にはもう何回訪れたかな?来るたびに感激が違うのは不思議だ。

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今回のベースになる八合目岩小舎地点には14:50分到着。
早速、奥壁ルート偵察を兼ねて、全員で水汲みに出かける。

16:30分テント設営完了。富士山がくっきり綺麗に見える。
八ヶ岳も北アルプスも、雲海の上に浮かんで見える。いつ見ても感激してしまうこの景色。

来なければ感じられない一瞬である。夕食後舞台のような岩の上に寝転んで星を見ていたら、真上から真下に向かって流れ星が落ちてきた。
2回もである。辺りは寒いくらいである。テントに入り19:30就寝。

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戸台口6:25→北沢峠7:30:長衛小屋8:17~仙水小屋8:45,9:00~仙水峠9:32,9:47~休憩10:17,10:24~休憩10:55,11:00~駒津峰11:20,11:35~休憩12:05,12:15~休憩12:47,12:52~甲斐駒山頂13:15,13:30~八合目14:48~水場15:10~八合目テン場16:15テント設営完了16:30、就寝19:30

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真ん中は昨年末入会した新人O橋さん

8月12日(火):
3時起床。今日登るルートは、Aフランケ赤蜘蛛ルート。取り付きまでのルートファインディングが難しいのと厳しいので、明るくなるのを待って4:50分出発。

今回の取り付きへの道は、前回迷ったところはクリアーできたが、下部の方でルートを見失って相当手前より八丈沢に入り込んでしまい苦戦。
それでも何とか取り付き点に辿り着けホッとする(6:47)。7時30分登攀開始

1P目:Gra:このピッチはA1のアブミの掛け替え。出だしの一歩と最後のテラスへの乗っ越しがしんどい。ピンは比較的遠いが、苦しくはない(25m)。

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1ピッチ目の取り付き

2P目:Gr:このルート中フリーで登れる一番楽しいピッチである。
前回はレイバックを多用して疲れたので、今回はそんなに使わずに登る。
40m一杯フリーで登ると、「登った」という実感が湧く。

テラスが小さく3人は無理なので少し下の小テラスでO橋さんに待ってもらい3P目に進む。

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2ピッチ目の登攀

3P目:Gr:ここからハングの下までA1のアブミ。3人ともアブミビレー(20m)。

4P目:Gr:ハングを右から乗っ越し、続いて前傾壁(2mくらい)をアブミで。
前傾壁の乗っ越し地点でハーケンがあるのを見落とし少し右よりフリーで乗り越す。

その後はⅢ~Ⅳ級のところを右上して大テラスに。
50mザイル使用のため、トポでは20m、20mの2ピッチ(注)になっているがザイルもそんなに重くなかったので1ピッチで消化する。

ここで初めて腰をおろしてビレーが出来た。(注:日本登山体系による。日本の岩場では45m1ピッチとなっていた)

5P目:Gr:凹角を3m登って左へトラバース。ハングの左端より5m程フリーで登ってビレー。

6P目:Gr:このピッチは大フェースに1本のクラックが真っ直ぐに80m程伸びていて、すっきりしたすばらしいピッチである。

クラックには手製のアルミハーケンが打ち込まれている。
今回は途中15m程手製のチョック等が脱落しておりナッツ2ケ、フレンズ1ケ、残置フレンズ1ケを使ってのアブミ登攀となり、ヨセミテに出かけている仲間を思わず思い出してしまった。

まさにヨセミテのビッグウォールをアメリカンエイドで登っている気分に浸り、自己陶酔。
下を見れば高度感抜群。

しかし登るスピードが遅いので下で確保している人はイライラしているであろうなあと思いつつも、気分はルンルンである。40mで確保。

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6ピッチ目の登攀

垂壁で棚がない為、アブミビレー。
Babさん、O橋さんの順で登って来てもらい、O橋さんにクリーニングをお願い。

このピッチ、ピンの距離が遠いので結構しんどい。三人パーティーの為このようなアブミビレーの所ではピッチのつなぎ目が難しい。

Babさんにビレー点まで先に来てもらい、隣でアブミビレーをしてもらう。
O橋さんは、またまた3m下で自己確保の体制を作ってもらい、次のピッチをBabさんにトップで行ってもらうように工作する。

7P目:1.5m右へアブミトラバースをして、直上してカンテを廻りこんで更に直上。

枯れ木の上のピンが遠い。Babさんの身長でよく届いたものだと感心。
さらに3m伸ばして少し右にフリーでまわりこむ。テラスへの廻り込む所がいやらしい。

8P目:テラス左から右上して、再びアブミにて5m。大木にてビレー。

9P目:Gr:小岩壁と潅木帯を45m。(一時雨、すぐに止む)

10P目:Gr:同上40m。Aフランケの頭である岩小舎に到着(17:20)

なんと10時間の登攀。3人でこの時間では良くやったかな?(誰がなんと言おうとも)楽しかった。
本当に完登で来た満足感で一杯である。

ここから8合目のベースまでは20分。どこでどう道間違えたのか、再び八丈沢へ迷い込んでしまった。
登り返して18:55分やっとテン場に帰還できた。

みんな疲れていたが満足、まんぞく。22:30就寝

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登攀を終わって

今日のAフランケは我われのほかに(昨日から「極楽トンボ」の下部で一日中仕事をしていたワンパーティーのみ)いなかった。

テン場に帰ったら神奈川岳連の1パーティーが幕営していた。彼等は明日Aフランケ赤蜘蛛ルートを初めて登るということで情報を提供する。

因みに彼等も終了後のルートファインディング失敗で20:00頃帰幕。

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登攀を終わって

Aフランケ登攀については
1)取り付きまでのルートファインディング、
2)終了後のルートファインディング(人が余り入っていないと踏み跡が不明瞭なため)が大切な要素になる。
(3)人工部分のピンが脱落しているのでナッツ、フレンズは必携。

起床3:00出発4:50~取り付き6:47登攀開始7:30~1P終了8:20~2P終了9:30~3P終了10:20~大テラス着11:05~Aフランケの頭17:20~テン場18:55、就寝22:30

8月13日(水):
計画では、今日はBフランケを登る予定であったが、昨日の疲れを回復する為に、休養日とする。
(ガッツ、ガッツ登るのが能じゃないと言い訳)6:15分起床、のんびりと朝食を取りながら、昨日のクライミングに話の花が咲く。

10:36分黒戸尾根の七丈小屋まで、水汲みを兼ねてハイキング。
七丈小屋11:15着。展望台にて昼食。

山中のまさに真っ只中にいるのは3人だけ。ゆったりした気持になれる。
もうここは秋の気配すら感じられる。

トンボが群れて飛んでいる。山に来てよかったと感ずる一瞬である。
この一瞬のために山に登っているのでしょうか。

フリークライミングも好きだが、フリークライミングでは味わえない、この一瞬がなんともいえない。
テン場に帰ってからは、テントの周りの溝つくり、近くの岩でハーケン、ボルトの打ち抜き練習、ティータイムと一日のんびり出来た。

起床6:15出発10:36~七丈小屋11:15,11:55~テン場1:35~ティータイム15:00、夕食16:30、
就寝19:00


8月14日(木):
今日の予定は奥壁中央稜左ルート。
取り付きまでの踏み跡は露で濡れておる。取り付き点で水を補給。

まだ暗いので、明るくなるのを待つ。ブヨ(ブト)の大群に襲われる。

カッパのフードを被っても効果なし。始めは耳の後ろから刺され始める。
慌ててタオルを被る。今度は少し出ている額めがけて襲ってくる。

もうどうしょうもない。かまれ放題の状態である。少し明るくなってきたので登りはじめる。

1P目:Gramps:凹角状のところをアブミで登る。何故こんなに、たくさんピンがあるのか理解しにくいほどある。

少し左上気味に登って、ハング気味のところを乗っ越してフェースに出る。
3人の為、ビレー点に気を遣いながら登る。少し短か過ぎたが、適当なスタンスのあるビレー点があったのでここで切る(25m位)

2P目:Gr:再び人工で、ピン間隔は短く単にアブミの掛け替え(30m)。
適当なスタンスが見当らない為、O橋さんに先に来てもらい、アブミビレー。

Babさんは右下3mの地点で待機してもらう。

3P目:Gr:このピッチもやはりアブミの掛け替え。ガスっており、何も見えなくなり、只ただ、上へ上へと30m。

4P目:Gr:直上をフリーでトライ。
3m登って少し右に移動すべく草つきスタンスに乗り、上にあがろうとした瞬間、足が沈み始める。

足元が崩落したのだ。約20cm四方ほど抜け落ちる。
その時きっと大きな声を出したのでしょう。

真下で確保してくれていたBabさんを塊が直撃。
「Grampsさんのお尻が私のヘルメットを直撃した」と思ったそうだ。

私は50cmほど落ちて、ロープを掴んでいた。
直登は諦めて、大きく左に巻いて(ここもいやらしかった)第二バンドへ。

このバンドは、奥壁特有のガラガラ。一歩、歩くたびに落石を誘発する(20m)。

5P目:Gr:ここからは、またまた単調なアブミの掛け替え。
40mでテラスに到着。テラスへの乗っ越しが微妙なバランスを要した。
このテラスもガラクタの堆積。動くとすぐに落石を誘発する。

6P目:Gr:このピッチ振り子してハングの切れ目より抜けるとある。テラスから見ると抜け出せそうな所が分からない。とにかくトラバースして偵察をしてみる。

細い左上クラックをノーピンで12~3m。
スリップしたら、15mは振られながら落ちる。

ビビリ!だが、その辺りからは更に直上できそうなハングの切れ目が見当らない。

更にハング端まで進んで魚の鱗みたいな壁を剥がさないように4m程登ってみる。
最後の一息というところに、フレンズをかまし、上を偵察。

ここを登れたとしても余りにも長くトラバースし過ぎている為、フォローが上手くできるか心配になる。
「今回は完登は諦めよう」とBabさん、O橋さんに問うと、即座に「そうしましょう」なんて返事が返ってきた。

残念ながら、諦めてビレー点のテラスへ戻る。

とO橋さん「Grampsさん、死んじゃうんじゃないか」と半分泣き声。
「まぁ、いいや、今回は引き返そう」と思って懸垂下降の準備をしようと思ったが、やはり、やりきれない気持。

「そうだ、左がだめなら右がある」「今回は新ルート開拓で行こう。
ここから右上すれば、中央稜ルートに合流できるはずだ」。

「岩壁とブッシュ帯だ。何とかなる」「時間は?」「11時」「よし!行ける」。

しかし、それは甘かった。垂直のブッシュ帯、泥の凹角、乗る草付きスタンスは、いつでも落ちそうな状態。
潅木が出てくるとランニングビレーを取りホッとする。

また5m程同じ状態で潅木にランニングビレーを取る。
同じ状態を繰り返し繰り返しの登攀?冬ならば「神の手の」のピッケル、バイルがあるが、この草つきもピックの短いハンマーでは全然、効かない。

1時間の死闘?でやっと45m。やっとセカンドをビレーできる大木に出くわす。

登っている最中に先ほどのO橋さんの言葉「Grampsさん、死んじゃうじゃない?」が脳裏を何度も掠める。

7P目:Gr:再度同じような登りを繰り返して、やっと傾斜のゆるい所に出られた(45m)。

8P目:Gr:もう中央稜の上部に合流したようだ(40m)。

ザイルをしまって踏み跡をたどる。
約200m。最後に20m程の岩壁。ザイルを出して赤岩ピークへ。

やっと縦走路に出られた(16:00)。冷や冷やの登攀も終わってみれば感激も一入。
「やりました!」という感じである。3人で握手。水を飲む。

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テン場に帰ったらテントが5張りに増えていた。
全て関東の人たちばかりであった。夕方から雨が降り出した。

出発4:00~登攀開始5:20~赤岩ピーク=縦走路16:00、16:30~テン場17:07

8月15日(金):今日は帰阪の日。雨。
昨日から入山したパーティーは無念ながら停滞か?各テントは静である。

楽しい日々が過ぎるのは速いもの。
山に入って今日はもう5日目。その山とも今日でお別れ。

雨の中、今回の山行を思い出しながら甲斐駒岳を登り返す。駒津峰辺りでガスも一瞬消え、今回登った甲斐駒が全容を見せてくれる。

われわれに See you again!と言ってくれているようだ。
遠くの山々も、ガスの切れ間からその峰を見せてくれている。素晴らしい眺めだ。

この頃から甲斐駒岳山頂を目指して登って来る人たちに出会い始める。
「もう登って来たの?早いね」「いえ、昨日から・・・」と会話を交わしながら、いつしか北沢峠に。デポしていた着替えも無事ありました。

塩尻で風呂に入いり、3人とも200%の満足で車中の人となる。

起床3:00、出発3:50~赤岩ピーク4:30~甲斐駒山頂5:00~仙水峠7:30~北沢峠8:30、10:00→伊奈11:09→塩尻16:17⇒
雑感:

1) 3人パーティーの為(テラスがないところが多い)、所要時間を多めに見て出発時間を早め、精神的余裕を持つようにした。
2) 2日目はBフランケ登攀を計画していたが、パーティーの疲労度から無理をせずに休養日にした。
3) 奥壁は左ルンゼルート程でもなかったが、風化が激しい。
4) 全員の山行前練習量の結果が、楽しい思い出の山行に繋がったと思う。
5) ヨーロッパ山行に向けて、今一層のトレーニングの必要を感じています。
6) この山行以後ハンマーの代わりに夏山でもバイルを携行するようにしました。

以上